ウィッグの材質による違い|毛材や製造方法別の特徴とは?

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医療用ウィッグ(かつら)には、人毛・人工毛・ミックス毛などの材質が使われています。毛材によって、ウィッグの見た目やお手入れ方法に違いが出るため、理想の仕上がりやライフスタイルに合わせて選びましょう。ここでは、ウィッグの材質による違いや、製造方法による違いを解説していきます。また、自分に合うウィッグを購入するポイントもお伝えするため、ぜひお買い物の参考にしてみてください。

【材質別】ウィッグに使われる毛材の特徴

ウィッグに使われる毛材の特徴

初めに、医療用ウィッグに使われる毛材の特徴やメリット・デメリットを、種類ごとにご紹介します。着用感や手触り、お手入れ方法などを素材別に確認してみましょう。

人毛

・価格帯:人工毛やミックス毛に比べると高くなる傾向にある
・重さ:人工毛やミックス毛に比べると少し重い
・お手入れ:少し手間がかかる

ウィッグの材質の一つである人毛は、天然素材である髪の毛を、ウィッグ用に特殊加工しているのが特徴です。自然な光沢とツヤがあり、地毛に近い髪質のため、着用するとナチュラルな印象に仕上がりやすいといえます。ただし、人毛のウィッグの品質を長持ちさせるには、使用後に行う日々のお手入れや、定期的なトリートメントが欠かせません。また、人毛のウィッグは洗った後にスタイリングが必要となります。

人工毛

・価格帯:人毛やミックス毛に比べて低価格
・重さ:人毛やミックス毛よりも軽い
・お手入れ:簡単

人工毛とは、人間の髪の毛に似せて作られた化学繊維(合成繊維)の毛材です。「ファイバー」とも呼ばれます。形状記憶の毛質のため、ヘアスタイルをキープしやすく、気軽に利用できるのがメリットです。一般的に耐熱性では人毛に劣りますが、なかには熱に強い耐熱ファイバーも存在します。人工毛の耐久性は、品質次第で差が出やすい部分です。また、製品によっては人工毛独特のツヤが見られる場合があるため、ウィッグの選び方に注意しましょう。

医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンの製品には、ツヤを抑えた人工毛を採用しています。自然な髪色やツヤ感で、ナチュラルに仕上げたいときは、高品質なウィッグを選ぶと安心です。

ミックス毛

・価格帯:人毛と人工毛の中間くらい
・重さ:人毛よりも軽い
・お手入れ:簡単

ミックス毛とは、人毛と人工毛をミックスした材質を指します。人毛と人工毛の性質を兼ね備え、それぞれのメリットを生かすことが可能です。まるで人毛のように自然な見た目でありながら、洗ってもスタイルがキープされ、人工毛と同じく容易にお手入れができます。毛材の混合の割合は、製品によって異なります。たとえば、レディススヴェンソンの製品は、基本的に「人毛:人工毛=4:6」の割合で作られているのが特徴です※。同じミックス毛の医療用ウィッグでも、割合に着目して選ぶことが大切だといえます。

※その他の割合のウィッグもございます。

「ウィッグの製造方法による違い」

ウィッグの製造方法による違い

医療用ウィッグの製造方法は、メーカーによって異なります。治療中に着用するなら、自然な見た目やボリュームが特徴的な、ハンドメイドの製品がおすすめです。ウィッグの品質にも注目してみてください。

ハンドメイド

ハンドメイドとは、職人がウィッグの毛材を1本ずつ手植えする製法のことです。マシンメイドよりも毛流れが自然である点や、全体的にふんわりと軽やかな印象になりやすい点が魅力となっています。特に、ナチュラルな仕上がりを重視する方には、ハンドメイドの製品がおすすめです。ただし、ハンドメイドのウィッグは、マシンメイドに比べて価格が高くなる傾向にあります。ご自身がウィッグ選びで大切にしたいことを考慮し、製法にもこだわってみてはいかがでしょうか。

マシンメイド

マシンメイドとは、ミシンで毛束を縫い合わせてウィッグを作る製法のことです。機械でウィッグを量産できるため、価格を抑えやすい点がメリットといえます。ファッションウィッグや既製品のウィッグなど、リーズナブルな商品によく用いられています。お手頃な価格が魅力ですが、医療用ウィッグを選ぶ際は、抗がん剤治療をはじめとした目的に適した商品であることが重要です。日常的かつ長時間にわたる着用を前提として、ご自身のニーズに合うウィッグを探してみましょう。

ウィッグ購入時のポイント

ウィッグ購入時のポイント

最後に、医療用ウィッグの購入に失敗しないために、注意しておきたいポイントを解説します。自然なヘアスタイルを実現でき、日々のお手入れやアレンジがしやすいと理想的です。ぜひ購入時の参考にしてみてください。

不自然でないか

医療用ウィッグの購入時には、できるだけ試着を行い、自然な印象や納得できるスタイルに仕上がっているかを確認しておきましょう。ここで注意したいのは、ウィッグのカラーが地毛と合っているか、頭のサイズに適しているか、顔周りの雰囲気から浮いていないかなどのポイントです。ヘアスタイルがご自身に似合っていて、かつ着け心地が良いことが大切といえます。

ウィッグの試着は、専門店などで行えます。店頭では、医療用ウィッグの専門知識を持つスタッフに相談しながら、客観的な意見を参考にウィッグを選べるため安心です。その反対に、試着をせずにウィッグを購入すると、理想のイメージとかけ離れてしまったり、ウィッグがきつすぎたりゆるすぎたりと、頭のサイズに合わないおそれも。失敗を避けるためにも、可能であれば試着を済ませてからお買い物をしましょう。

扱いやすいか

医療用ウィッグは、毎日の着用後に簡単なお手入れをする必要があります。ウィッグは着用中に摩擦や汚れによるダメージを受けているため、キレイに長持ちさせるには、日々のケアで劣化を防ぐことが大切です。自分にとって扱いやすい毛材が使われているか、お手入れやアレンジがしやすいかといった観点で、無理なく着用できる製品を選ぶとよいでしょう。

たとえば、お仕事で忙しい方は、お手入れが簡単なミックス毛のウィッグを選んではいかがでしょうか。外出先でウィッグを着用して過ごしたら、帰宅後は静電気を抑えるスプレーをかけて、軽くブラッシングを行うだけでお手入れが完了します。汚れやニオイが気になり始めたタイミングに合わせて、専用シャンプーを使って定期的に洗いましょう。ライフスタイルに合わせてウィッグの材質をお選びください。

医療用ウィッグは材質や製造方法に注目して選びましょう

今回は、医療用ウィッグの材質や製造方法についてお伝えしました。医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンでは、セミオーダーやフルオーダーのウィッグに、ミックス毛を採用しています。異なる材質を独自のノウハウで組み合わせ、さらには高度な植毛技術や人工皮膚による再現で、自然で美しい質感を実現しました。ウィッグ選びでは、材質や製造方法も重視してはいかがでしょうか。

医療用ウィッグのお手入れ方法(ミックス毛)

医療用ウィッグのお手入れ方法(人毛)

ウィッグの保管方法

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お客さまからのご感想

  • イメージチェンジ

    40代 F.Aさま
    女性の目が多い職場ですが、"イメージチェンジ"したと言っており、 かつらだと分からないようです。 男性(年輩の)からカワイイと複数言われました。 がん宣告と抗がん剤に対する不安が募り、心細かった事が スタッフの方とお話ししてウィッグを身につけて 考えていたことよりずっと簡単なことだとわかりました。 病院ではこんなにお話しできないことを スヴェンソンスタッフの方とでき、嬉しく思っております。
  • 色も気に入り、スタイルも良く自然

    ウィッグをしていない頃は白髪もまじりパサパサで髪もまとまらなく、外出する時は気になっていました。 使い始めてからは、色も気に入り、スタイルも良く自然なので気持ちがウキウキして楽しくなります。

サロンについて

安心してご相談やウィッグを試着いただけるよう、プライバシーに配慮した個室空間を完備してお待ちしております。

よくあるご質問

治療のスケジュールが決まっていないので、ウィッグを見るだけでもいいですか?

ウィッグを見るだけでも(ご試着だけでも)もちろん大丈夫です。お気軽にご相談ください。

髪があるうちに試着してもサイズが変わるから、抜けてからお店に行ったほうが良いですか?

脱毛が始まる前に ご来店なさることをお勧めいたします。 なぜなら、今のヘアスタイルとウィッグのスタイルを比較しやすいのと、お気持ちに余裕を持ってお選びいただけるからです。 スヴェンソンのウィッグは髪の毛のボリュームの変化に合わせて、その都度、その場でサイズ調整が出来ますので、のちに頭まわりのサイズが小さく変化しても大丈夫です。また、ご地毛が生え始めると頭のまわりのサイズも大きくなりますが、大きくサイズを戻すことも出来ますのでご安心ください。(スヴェンソンのサービスのひとつです。)

ウィッグはいつ頃まで使うの?

抗がん剤治療終了後、個人差はございますが、約1~2ヵ月後から地毛が生え始める方が多く、1ヵ月約1cm位のペースで髪が伸びます。しかし、髪が成長する早さや伸び方のバランスは人それぞれです。生える部分にも差があり、均等に生え揃うわけではありません。ウィッグを使用する期間は、治療されている間だけではなく、実際は地毛でヘアスタイルが作れる長さに生え揃うまでの間必要ですので、個人差はありますが1年半~2年ほどウィッグをお使いになる方が多いです。