医療用ウィッグとファッションウィッグの違い|選び方のポイントは?

医療用ウィッグとファッションウィッグには、どのような違いがあるのでしょうか。特に医療の用途でウィッグを購入する場合には、日常生活で着用する機会が多いため、着け心地や耐久性、お手入れのしやすさも重視する必要があります。価格の安さだけでなく、長い目で見てウィッグを選びましょう。

ここでは、医療用ウィッグとファッションウィッグの違いをご紹介したうえで、ウィッグの選び方のポイントをお伝えします。初めて医療用ウィッグをお使いになる方は、ぜひ参考にご一読ください。

医療用ウィッグの基礎知識

医療用ウィッグは、抗がん剤治療中の方や脱毛症の方が、脱毛部分をカバーするため日常的に着用するウィッグです。ここでは、医療用ウィッグの基礎知識や、ファッションウィッグとの違いをご紹介します。

医療用ウィッグとは

「医療用ウィッグ」は、主に抗がん剤治療中で脱毛された方や、脱毛症でお悩みの方が着用するウィッグのことです。ウィッグを着用することで治療前のヘアスタイルを再現、またはお好みのヘアスタイルを実現することで活の質を高めるために用いられます。医療の用途で使用するウィッグは、地肌に優しい素材で作られているほか、地毛の毛量に合わせてサイズ調整できるのが特徴です。脱毛や発毛による変化に応じて、自然な見た目を実現できます。

医療用ウィッグとファッションウィッグの違い

医療用ウィッグとファッションウィッグは、用途が異なります。ファッションウィッグは、一般的にヘアスタイルを変えて楽しむために使用する、おしゃれ用のアイテムです。一方、医療用ウィッグは脱毛部分をカバーする目的で、日常的に着用します。さらに2015年からは、医療用ウィッグにJIS規格が制定されました。ウィッグ本体および付属品の外観や性能などの基準、試験方法などが規定されています。

医療用ウィッグの価格帯

医療用ウィッグの価格帯は、既製品・セミオーダー・フルオーダーといったタイプにより大きく異なります。求める性能や仕上がりのクオリティなどの特徴を比較しながら、ご自身に適した種類をお選びください。

既製品・セミオーダー・フルオーダーの違い

医療用ウィッグには、既製品・セミオーダー・フルオーダーという3つのタイプがあります。ウィッグの価格帯に1万円~80万円とかなりの幅があるのは、それぞれ製造方法や提供するまでの過程が異なるためです。ここでは、それぞれのタイプの特徴や違いについてお伝えします。

 

*既製品

すでにスタイルが出来上がっているウィッグです。毛量や長さの調整は基本的に不可ですが、一部有料にてカットできる場合があります。サイズはアジャスターを使ってご自身で調整します。価格は1万~10万円です。

 

*セミオーダー

ベースとなるウィッグをお客様の希望のスタイルに合わせて、カットやスタイリングを行います。細かなサイズ調整が可能です。基本的には当日にお渡しできます。価格帯には10~40万円の幅があります。

 

*フルオーダー

ウィッグの毛質・スタイル・髪色などを自由に選んで、お客様の希望に合わせてフルオーダーできます。ただし、お渡しまでに時間がかかり、価格は40万~80万円とやや高価になります。

 

セミオーダーやフルオーダーを選ぶメリットは、お客様の頭皮の状態に合わせて、専門知識をもつスタッフと相談しながらウィッグを作れることです。特に、治療中は脱毛や発毛により髪の毛の量が変化するため、ウィッグのサイズ調整が欠かせません。購入後も快適な着け心地をキープして、長く使い続けることを重視するなら、セミオーダーやフルオーダーがおすすめです。

また、セミオーダーやフルオーダーのウィッグは、十分な耐久性が期待できるのもメリットです。ウィッグの耐久性は、縫い方・毛質・ネットの素材などにより異なります。抗がん剤治療でウィッグが必要となる期間は、あくまで個人差がありますが1年半~2年だといわれます。セミオーダーやフルオーダーのウィッグは耐久性が高いため、治療中に安心してお使いいただけるのも魅力です。

レディススヴェンソンの医療用ウィッグの場合

レディススヴェンソンの高品質な医療用ウィッグは、セミオーダーで10万~38万円、フルオーダーで43万円からご用意しています。また、リーズナブルな既製品もご用意があり、既製品・セミオーダー・フルオーダーのいずれもお選びいただけるのが特徴です。特におすすめしているのはセミオーダー。プロの美容師によるカットとスタイリングで、元の髪型に限りなく近い仕上がりが期待できます。また、来店当日にお受け取りいただくことも可能で、ウィッグをすぐに使用したい方にも最適です。

※既製品については、EC、または一部限定店舗のみの取扱いになります。

「レディスSVストア」

医療用ウィッグの選び方

医療用ウィッグを選ぶときは、材質やアフターケアなどのサービスに注目するようおすすめします。治療中に長く使い続けることを考慮して、満足できる品質の医療用ウィッグを選びましょう。

人毛・ミックス毛・人工毛の違い

医療用ウィッグの材質には、人毛・ミックス毛・人工毛の種類があります。一般的に、人毛は高価で人工毛は安価、ミックス毛はその中間の価格帯と言われています。材質の種類により、それぞれ特徴が異なります。

 

*人毛

人毛をウィッグ用に特殊加工した材質です。高品質な人毛は、耐久性も高い傾向にあります。一方で、ウィッグを洗った後はスタイリングを行う必要があり、使用し続けると退色したり枝毛になったりしやすいといえます。カーラーや色によるアレンジができますが、繰り返し行うと傷みやすいため注意しましょう。

 

*ミックス毛

人毛と人工毛を混合させた材質です。ウィッグを洗った後もスタイルをキープしやすく、自然な見た目に仕上がります。お手入れがしやすいため、お忙しい方にもお使いいただけます。

 

*人工毛

合成繊維からできた材質で、人毛に比べて軽く、スタイルを維持しやすいのが特徴です。ただし、耐久性にはやや欠け、熱や摩擦に弱い商品が多い点にご注意ください。

ミックス毛や人工毛は軽さが特徴で、特にミックス毛はお手入れがしやすいといえます。お仕事でお忙しい方が毎日着用するウィッグとしてもおすすめです。一方で、カーラーで髪を巻いたりヘアカラーで髪色のおしゃれを楽しみたい方は、自由にアレンジしやすい人毛を選ぶと良いでしょう。

購入前後のサービスの充実度

セミオーダーやフルオーダーの商品は、購入前後に受けられるサービスが充実しています。たとえば、購入前には試着・カウンセリング・お手入れの練習などのサポート、購入後には地毛のカット・頭皮ケア・サイズ調整などのアフターケアを利用可能です。医療用ウィッグを快適に使い続けるために、これらの購入前後のサービスの充実度を重視してお選びいただくことをおすすめします。

また、セミオーダーやフルオーダーの場合、店舗でウィッグに関する相談ができるのも魅力です。脱毛の進行状況や、医療用ウィッグの利用シーンは、一人ひとりのお客様により異なります。多くの方は医療用ウィッグを使うのが初めてであるため、正しい着用やメンテナンスの方法を理解して使いこなすのは難しいといえるでしょう。既製品のウィッグを通販で購入するよりも、専門家が身近にいたほうが安心できます。

医療用ウィッグの専門店やサロンには、抗がん剤治療の知識を身に着け、美容師資格を保有するスタイリストが在籍しています。「洗い方がわからない」「着用したまま運動はできる?」「帽子をかぶっても大丈夫?」そんなウィッグに関するご質問は、どうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。初めてのご購入にあたっての不安をすぐに解消できるのも、店舗ならではのメリットではないでしょうか。

自分で優先順位を決めて、ウィッグを選びましょう!

医療用ウィッグは、ファッションウィッグとは用途が異なります。抗がん剤治療中の方や脱毛症でお悩みの方が、脱毛部分をカバーするために使用するのが特徴です。医療用ウィッグを選ぶときは、頭皮の状態やライフスタイルなどに合わせて、長く使い続けやすい商品を購入しましょう。材質やサービスの充実度で比較することも大切です。ご自身で優先順位を決めて、最適な医療用ウィッグをお選びください。