ウィッグの保管方法|手入れの仕方や長持ちさせるためのポイントは?

ウィッグの保管方法|手入れの仕方や長持ちさせるためのポイントは?

取り外した医療用ウィッグを、そのまま放置していないでしょうか。ウィッグの表面に付いた汗や汚れを落とさなかったり、平らな場所に置いておいたりするのはNGです。翌日もキレイにセットされた状態でウィッグを使うために、取り外したら速やかにお手入れをして、正しい保管方法を守りましょう。

ここでは、いつも使う医療用ウィッグの保管方法についてお伝えします。ウィッグを購入したばかりの方や、ウィッグの取り扱いが心配な方は、ぜひ参考にしてみてください。

ウィッグを保管する前の手入れの仕方

日常的に使う医療用ウィッグには、日々のお手入れが必要です。装着しているウィッグを取り外したら、すぐに簡単なケアを行いましょう。まずは、取り外したウィッグを保管する前の、お手入れ方法をご紹介します。

汗をケアする

医療用ウィッグを長時間使用すると、頭皮の汗が付着している可能性があります。ウィッグを取り外したら、専用のスプレーをかけて汗の臭いをケアしましょう。その際は、ウィッグの内側のネット部分にスプレーをプッシュします。ウィッグを元通りにひっくり返したら、専用のスタンドなどにかけて、自然乾燥させて水気を飛ばしてください。品質の劣化を防ぐためにも、汗は放置せず毎日こまめにお手入れを行うことが大切です。

ブラシで軽くとかす

医療用ウィッグを専用のスタンドにかけたら、ブラシで軽くとかしましょう。このとき、襟足や額の内側の毛材に霧吹きで少量の水を付けると、湿気で摩擦が軽減されます。また、毛にもつれがある場合には、ブラシで優しくとかして絡んだ部分を丁寧に解きます。なお、あらかじめ静電気の発生を抑えるスプレーをかけておくと、毛材へのダメージをより軽減しやすくなるためおすすめです。必要に応じてご用意ください。

ブラシで軽くとかす

ウィッグの正しい保管方法

翌日も医療用ウィッグをキレイな状態で着用するために、お手入れが完了したら正しい方法で保管しましょう。次に、ウィッグを取り外した後の、日常的な保管方法をご紹介します。

ウィッグの保管場所

医療用ウィッグを置いておく場所は、ご自宅のなかでも風通しの良いところが望ましいでしょう。基本的には、通気性の良い日陰が適しています。その反対に、直射日光の当たる場所や湿度の高い場所などにウィッグを置くのは避けてください。直射日光でウィッグに変色や傷みが生じたり、湿気で毛先がうねったりするおそれがあります。購入時のキレイな毛質を長持ちさせるためにも、保管場所に注意しましょう。

ウィッグを外したときのポイント

取り外した医療用ウィッグは、ウィッグ専用として販売されているスタンドやマネキンを使って保管しましょう。これらの商品にウィッグを置いておくと、ウィッグの形やヘアスタイルが崩れにくいのがメリットです。日々の保管で型崩れ防止につながるだけでなく、ヘアアレンジをするときも便利にお使いいただけます。ぜひウィッグと併せて購入をご検討ください。スタンドやマネキンは、ウィッグの上からハンカチをかぶせるとホコリが付着しづらくなるため、長期的に収納する場合にも十分に活用できます。

ウィッグを長持ちさせるためのポイント

医療用ウィッグは、日々のケアや取り扱い方次第で、購入時のキレイな状態が長持ちします。毎日のお手入れを欠かさず続けるとともに、定期的に特別なお手入れも行いましょう。

日々のケア

日々のケアを継続的に行う

大切な医療用ウィッグは、いつまでもキレイに使い続けたいもの。日々のケアを怠らず正しい保管方法を守るのが、劣化を避けて長持ちさせるコツです。ウィッグの使用後は、ブラッシングなどのケアを行いましょう。保管するときは、ウィッグスタンドやマネキンをお使いください。取り外したウィッグを脱ぎ捨てたまま放置すると、型崩れや毛材の傷みにつながるおそれがあります。繊細な商品であるため大切に取り扱いましょう。

定期的に専用のシャンプーで洗う

医療用ウィッグは、10~20回の使用につき1回程度を目安に洗ってください。その際は、ウィッグ専用のシャンプーやコンディショナーを使用します。毛材のパサつきが気になる場合には、専門のサロンでお手入れをしてもらうと長持ちしやすくなるため、ぜひご検討ください。

以下の動画では、医療用ウィッグの洗い方を解説しています。また、医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンの直営サロンでは、ウィッグをご自宅でお手入れするために、洗い方のレッスンを行っています。店舗でスタッフと一緒に練習をして、正しいお手入れの方法をマスターしましょう。

正しい保管方法を守って医療用ウィッグを長持ちさせましょう

ここまで、取り外した医療用ウィッグのお手入れと、日常的な保管方法についてお伝えしてきました。ウィッグを取り外したら、汗のケアを行い、ブラシでとかします。その後、翌日に使うまではウィッグスタンドなどにかけて、通気性の良い日陰に保管してください。ウィッグは日々のケアや取り扱い方次第で、購入時のキレイな状態を長持ちさせられます。万が一、毛材の傷みやパサつきが気になるようになったら、医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンの直営サロンまでご相談ください。

レディススヴェンソンの直営サロンでは、ウィッグの特別なケアのほか、スタッフによる指導も承っております。ウィッグのお手入れや保管についてわからないことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。