ウィッグ着用時の頭痛の原因と対処法|快適な着け心地にするには?

ウィッグ着用時の頭痛の原因と対処法|快適な着け心地にするには?

頭部の脱毛部分をカバーしてくれる医療用ウィッグ(かつら)ですが、場合によっては着用時の着け心地が気になることもあるでしょう。なかには頭痛で悩まれる方もいらっしゃいます。ウィッグを着用した際に起こる頭痛の原因は何でしょうか?また、どうしたら快適な着け心地にできるのでしょうか?

ここでは、医療用ウィッグの着用で起こり得る頭痛の原因についてお伝えします。日々、快適にウィッグを身につけるうえで、ぜひ参考にしてみてください。

ウィッグ着用時に頭痛がする原因

毎日使う医療用ウィッグは、できるだけ快適に身につけたいものです。まずは、装着時に頭痛がする主な原因を挙げていきます。お悩みを我慢せず早めに解消するために、以下の3点を確認してみましょう。

ウィッグ着用時に頭痛がする原因

ウィッグのサイズが合っていない

自分の頭に対して医療用ウィッグのサイズが小さいと、強い締め付けによって頭痛が起こることがあります。ウィッグの購入前に正しい方法で頭囲を測るとともに、正しいサイズの商品を購入しているでしょうか。特に、抗がん剤治療を受ける方は、脱毛の際に起こる地毛の毛量を考慮してウィッグを選ぶことが大切です。その際は、脱毛や発毛にともないサイズ調整ができるウィッグを選ぶことをおすすめします。すでにアジャスター付きのウィッグをお使いの方は、自分で調整したときに締め付けすぎていないかをご確認ください。

ウィッグのサイズ

髪をまとめるネットが合っていない

医療用ウィッグそのものではなく、髪をまとめるネット(ウィッグネット)が頭痛の原因となっているケースもあります。ネットのゴム部分の締め付けがきつかったり、縫い目が肌に当たって痛かったりしないでしょうか。抗がん剤治療時は通常時に比べ、頭皮が非常に敏感になっているので、肌へのあたりがきつく感じてしまうことがあります。ウィッグと併せて、髪をまとめるウィッグネットの着用感についても確認してみましょう。

ウィッグが重い

医療用ウィッグに必要以上の重さがあると、長時間の着用で頭痛や肩こりが引き起こされる可能性があります。ウィッグの重量には、毛の長さや毛質などが関係しています。まだウィッグの着用に慣れていない方は、ウィッグの毛の重さが負担となることがあるため、ヘアスタイルやウィッグ商品の選び方にも注意しておきましょう。

ウィッグの着用に伴う頭痛の対策法

現状、ウィッグの着用で頭痛が生じる状態なら、以下の対処法をお試しください。医療用ウィッグの選び方や着け方によって、負担を減らせる可能性があります。自分でできる対策をご紹介します。

自分の頭のサイズに適したウィッグを選ぶ

医療用ウィッグを購入するときは、必ず試着するようおすすめします。事前に自分の頭囲を測り、適切なサイズを把握しておくと安心です。また、医療用ウィッグの専門店のなかには、頭囲の計測やサイズ調整に対応しているところもあります。専門知識を持つスタッフに相談しながらサイズを選んでもらうと安心です。抗がん剤治療を受ける方は地毛の毛量の変化に備えて、手縫いで頭の形に合わせて立体的にサイズ調整をしてもらえるタイプのウィッグか、頭囲をアジャスターで調整出来るウィッグをお選びください。

締め付け感の少ないネットを着ける

医療用ウィッグの着用時に髪をまとめるネット(ウィッグネット)は、ゴム部分の締め付け感が少ないタイプを選びましょう。一般的なネットの着用感が気になる方は、柔らかい素材で作られた帽子(インナーキャップ)もお試しください。

医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンでは、インナーキャップのアイテムをご用意しています。インナーキャップの素材は、ガーゼ生地で出来ており、左右の耳横のラインにのみゴムが付いており、ほとんど締め付け感が無く、頭皮の汗も吸い取ってくれるので、気持ちよくお過ごし頂けます。医療用ウィッグだけでなく、お帽子の下にもお使いになれます。髪の毛が残っている間はネットで髪をまとめてウィッグを着けて、頭皮が目立つようになったらインナーキャップに切
り替えるのが良いでしょう。ネットは締め付け感が柔らかいタイプもございます。

インナーキャップ

軽いウィッグを選ぶ

医療用ウィッグの着用に慣れるまでは、できるだけ軽いウィッグを選ぶと安心です。基本的には、ロングヘアーのウィッグよりもショートヘアーのウィッグのほうが、着け心地が軽くなります。ショートヘアーのウィッグのなかにもヘアスタイルの種類が豊富にあるため、ぜひご自身に似合う髪型を見つけてみてください。また、詳しくは後述しますが、頭部全体をカバーするフルウィッグよりも、部分的にカバーするヘアピースやエクステのほうが着け心地は軽いといえます。

ヘアピースやエクステを活用する

抗がん剤治療後に地毛が回復しているときや、脱毛症の範囲が狭いときは、ヘアピースやエクステで部分的にカバーする方法もあります。ヘアピースを使えば、気になる箇所の自然なボリュームアップが可能です。また、エクステを 付けて地毛に長さやボリュームを足しても良いでしょう。ヘアピースやエクステは、フルウィッグに抵抗がある方でも気軽に着用しやすいのがメリットです。頭部全体をカバーする必要がないときは、幅広いウィッグ商品の活用も検討してみましょう。

ヘアピースやエクステを活用する

自分に合ったウィッグが見つかるレディススヴェンソン

ストレスなく快適に着用できる医療用ウィッグをお探しなら、ぜひレディススヴェンソンへご相談ください。ここでは、医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンがご提案する、各種ウィッグ商品をご紹介します。

レディススヴェンソンの医療用ウィッグの種類

レディススヴェンソンの直営サロンには、フルオーダーウィッグ・セミオーダーウィッグ・ヘアピースの多彩なラインナップをご用意しております。一部店舗とECサイトでは、既製品ウィッグの取り扱いもございます。なかでも人気のフルオーダーとセミオーダーは、スタイリストによるカットでご希望のスタイルを実現できるのが魅力です。多彩なヘアスタイルの選択肢のなかから、お客さまにお似合いの自然な髪型に仕上げられます。

無料で細かくサイズ調整

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは、無料でサイズ調整に対応いたします。店舗に在籍するスタッフが手縫いで丁寧にサイズを調整するためご安心ください。抗がん剤治療にともない毛量が変化しても、常に快適にウィッグを着用していただけます。サイズを適切に保てば、ウィッグがゆるくて脱げそうになったり、締め付けで頭が痛くなったりする心配がございません。購入後のサポートが充実しているのもポイントです。

※ご自身によるアジャスターで調整するタイプの既製品ウィッグは対象外です。

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは超軽量

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは、快適に着用していただける超軽量設計となっています。たとえば、セミロングヘアーのウィッグは髪の毛を含む総重量が約100gです。ショートヘアーのウィッグは約60gで、着用しても重さがほとんど気になりません。初めて医療用ウィッグをお使いになる方でも、重さによる負担を抑えながら、お好みのヘアスタイルをお選びいただけます。

医療用ウィッグをいつも快適に着用できるために

今回は、医療用ウィッグの着用で起こり得る頭痛についてお伝えしました。ウィッグや髪をまとめるネットのサイズが合っていないと、締め付けが原因で頭痛が起こるおそれがあります。また、ウィッグの重さが負担となっている可能性も考えられるでしょう。ウィッグやネットを購入するときは、試着してサイズや着用感を確認するとともに、できるだけ軽い製品を選ぶようおすすめします。

医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンは、快適な着け心地にもこだわっています。直営サロンでは無料でサイズ調整に対応可能で、さらにはウィッグが超軽量設計なのが特徴です。ウィッグの着用時、頭痛をはじめとした不快感でお悩みなら、レディススヴェンソンまでご相談ください。