ウィッグの巻き方と、ヘアアイロンを使用する際の注意点

ウィッグの巻き方と、ヘアアイロンを使用する際の注意点

ボリューム感があり華やかな印象を受ける巻き髪スタイルは、お出かけやパーティーシーンにぴったり。そんな巻き髪スタイルにアレンジするとき、髪の毛の場合は高温のコテやヘアアイロンを使うのが一般的です。ところが、医療用ウィッグの毛材は熱に弱いことが多いため、巻き方に注意しておきましょう。

ここでは、医療用ウィッグをカールさせる際の注意点や、基本の巻き方をご紹介します。自分でウィッグを巻くのが難しいときは、専門サロンでスタイリストにアレンジしてもらうのがおすすめです。正しいアレンジ方法や、サロンでできることを確認してみましょう。

ウィッグをカールさせる際の注意点

地毛をヘアアレンジするのと同じように、医療用ウィッグに高温のコテやヘアアイロンなどは使えるのでしょうか。実は、ウィッグの毛材のなかには熱に弱いものが多くあります。スタイリングするときは、事前に毛材の種類を確認しておくと安心です。ウィッグをカールさせる際の注意点をお伝えします。

コテやヘアアイロンを使う場合は購入店舗に依頼する

医療用ウィッグに高温のコテやヘアアイロンを使うのは、基本的におすすめできません。その理由は、毛材の傷みにつながりやすいためです。ウィッグの毛材は、種類によって加工に適した温度が異なります。多くの毛材は熱に弱いので、ご自宅で熱を使ってヘアアレンジを行うのは避けたほうが安心です。なかでも、化学繊維を使用した「人工毛」のウィッグは、基本的に高温がNGとなっています。

一方で、「人毛」や「耐熱ファイバー」などの毛材であれば、ある程度の温度に対応可能とされています。ただし、これらの毛材でも高温でのアレンジは推奨されていません。人毛のウィッグはヘアアイロンを使ったアレンジが可能ですが、高頻度での使用は避けたほうが良いでしょう。また、マジックカーラーのように巻き込む力が強いものは、毛材の絡まりにご注意ください。

ヘアアイロンを使用できないウィッグはカーラーで巻く

人工毛のウィッグをはじめ、通常コテやヘアアイロンを使用できないウィッグでも、熱を使わなければヘアアレンジが可能です。その際は、ウィッグの毛先を軽く濡らした後にカーラーで巻き、ドライヤーの風(弱風)を全体的に当てましょうウィッグの毛束をしっかり濡らして、カーラーを巻いておきましょう。一晩ほど置いて水分を乾かし、翌朝にカーラーを外せば、熱を使わずにカールのくせを付けられます。 また、ドライヤーの風を当てる際はドライヤーの口とカーラーを15cmほど離すと毛材が傷みづらくなります。なお、熱を使うホットカーラーは、人毛以外の毛材へ使わないように注意しましょう。

ヘアアイロンを使用できないウィッグはカーラーで巻く

ウィッグの巻き方

医療用ウィッグをヘアアレンジする際の巻き方をご紹介します。ウィッグの毛材を傷めずキレイに巻くにはコツが必要です。もしも自分で仕上げるのが難しいと感じたら、ウィッグの購入店舗へ問い合わせて、専門家にスタイリングをお願いする方法もあります。参考までに基本の手順をチェックしてみてください。

1.ウィッグの毛流れを整える
まずは、目の粗いブラシでウィッグを毛先から優しくとかして、アレンジの準備をしましょう。毛材の絡まりをほぐして、毛流れを整えておきます。

2.ヘアアイロンを温める
アレンジに使うヘアアイロンは、温度設定が可能な製品をお選びください。レディススヴェンソンの人工毛ウィッグの場合、設定温度の目安は80℃です。もしも毛材の耐熱温度が180℃と表示されていたとしても、実際のヘアアイロンの設定温度は耐熱温度より低めの100℃程度を目安とすると良いでしょう。加えて毛材を傷めないようヘアアイロンの当てすぎにはご注意ください。

3.少量の毛束にブロッキングして巻いていく
ウィッグは事前に着用しておくか、ウィッグスタンドにかけておきましょう。市販のクリップなどを使って毛材を固定し、少量の毛束ごとに分けて留めたら(ブロッキング)、部分ごとに分けて巻いていきます。ヘアアイロンの熱を均一に伝えるのがポイントです。

なお、ウィッグをブロッキングして巻くテクニックは、ムラの少ないキレイな巻き髪に仕上げられるものの、やや難度が高いといえます。難しいときは専門店でスタイリストの施術を受ける方法もあるため、あくまで参考としてみてください。

4.手のひらで熱を冷ます
ウィッグを巻き終えた部分は、ヘアアイロンをそっと抜いて、手のひらで熱を冷ましていきます。熱が冷めるときにカールのくせが付くので、丁寧に行ってください。全体を巻き終えたら完成です。

巻き髪スタイルも実現できるレディススヴェンソンのウィッグ

医療用ウィッグの専門店レディススヴェンソンの製品なら、ふんわりとした巻き髪スタイルも実現できます。お好みのヘアスタイルを叶えたいなら、「セミオーダー」や「フルオーダー」がおすすめです。最後に、当社のウィッグの特徴や魅力をご紹介します。

巻き髪スタイルも実現できるレディススヴェンソンのウィッグ

レディススヴェンソンのウィッグの特徴

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは、高品質な人毛と人工毛を独自のノウハウでブレンドし、自然で美しい質感を再現しているのが特徴です。蒸れにくい素材を使用しているので、1日中着用しても快適にお過ごしいただけます。ウィッグの種類は、ベースとなるスタイルを選んでカットして仕上げる「セミオーダー」か、希望に合わせて一からウィッグを作る「フルオーダー」がおすすめです。料金体系は、ウィッグを買い取る「購入プラン」のほかに、サブスクリプション方式で利用できる「定額プラン」もお選びいただけます。

さまざまなスタイルがあるレディススヴェンソンのウィッグ

レディススヴェンソンの医療用ウィッグには、気になる部分に着けられる「ヘアピース」と、全頭タイプの「フルウィッグ」の種類があります。ヘアピースを使えば、まるでヘアアイロンを使ったアレンジのように、サイドにふんわりとしたボリュームを出せるのが魅力です。また、カールが印象的なウェーブスタイルのフルウィッグもあります。

直営サロンには美容師資格を持つ専門スタッフが在籍し、お客様のご要望を伺いながら、一緒にヘアスタイルを作り上げていきます。ご自分でヘアアイロンを使うのが難しいときは、スタイリストによるウィッグのヘアアレンジも可能です。どうぞお気軽にサロンへご相談ください。

ウィッグの巻き方が難しいならプロにお任せしましょう

医療用ウィッグをカールさせる際の注意点や、巻き方をご紹介しました。今回お伝えしたテクニックのなかには、難度が高い部分もございます。特別なお出かけやパーティーシーンなどで、いつもより華やかなヘアアレンジをしたいなら、専門サロンでスタイリストによる施術を受ける方法もあります。毛材の傷みを防ぐためにも、ウィッグの巻き方が難しいならプロにお任せしてはいかがでしょうか。ウィッグのアレンジについて、詳しくは以下の関連記事もぜひご覧ください。