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カットやカラーは自分でできる?医療用ウィッグのスタイルチェンジ

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「医療用ウィッグを購入したものの、なんだかしっくりこない」「毎日使っているせいか毛先の傷みが気になってきた」「ちょっと飽きちゃった」…でも、ウィッグだから仕方ないか、と思っていませんか?
制限はあるものの、手持ちのウィッグの印象を変えることはできます。今回は長さやカタチ、カラーなどウィッグのスタイルチェンジに関する情報をお届けします!

医療用ウィッグがしっくりこない…スタイルチェンジできる?

ウィッグをオンラインショップで買って、いざ着けてみたら似合わなかった…そんな声をよくお聞きします。
同じウィッグでも、着ける人の「頭の大きさ」や「顔の輪郭」「目鼻立ち」によって、実際に着けたときの印象はかなり変わってきます。前髪の長さも額の広さによって変わりますし、頭の大きさでボリューム感も変化し、想像以上に頭が大きく見えてしまうことも。
モデルがウィッグを着けた画像をよく吟味して購入したとしても「実際着けてみたら、なんだか違う」と感じる理由はそこにあります。

地毛ならヘアカットして長さやボリュームを調整したり、ヘアカラーで自分好みに整えるという選択が気軽にできます。でもウィッグの場合、気軽にカットやカラーをやってしまっていいのか迷うところ。
結論から言うと、カットはできますが、カラーはちょっと難しいです。ただしカラーに関してはウィッグそのものを染めるのは難しくとも、ウィッグの色印象を変えることは可能です。
このあとの記事で、くわしくご紹介していきます。

医療用ウィッグのカットは、ウィッグ専門店へ

季節も変わったし、ウィッグをなじみの美容室で切ってもらおうかな。でも前髪くらいなら自分でもできるかな?と思った方へ。
「ウィッグのカットは、ウィッグ専門店で」お願いします!

人間の髪とウィッグは基本的な構造が違います。ウィッグはヘアスタイルが自然に美しく見えるよう、場所によって植えられている毛材の本数が調整されていたり、人毛と人工毛がMIXされているなど素材も異なります。
人間の髪とウィッグの違いは、こちらの記事でもご紹介しています
ウィッグの特徴を理解せずカットしてしまうと、上手にスタイルがつくれません。なので、ウィッグのカットはウィッグ専門店、あるいはウィッグの構造をよく理解している美容室にご相談ください。

● 全国43店舗、個室美容室を持つレディス スヴェンソン
レディス スヴェンソンは全国43店舗、個室美容室機能がついたサロンを展開しています。プロのウィッグスタイリストが一人ひとりの輪郭にあうようウィッグを細かく調整し、どんな動きにもフィットするようサイズの確認もしっかり行います。

● 前髪だけでも、自分で切りたい方へ
前段でもお伝えしている通り、ウィッグは専門店でカットすることを強くおすすめしますが、どうしても自分で、前髪だけでも切りたい…そんな方へ。ウィッグを熟知したスヴェンソンの製品開発チームに「自分でウィッグの前髪をカットする」コツをお聞きしました。

ウィッグのカットで、いちばん注意したいのが「切りすぎ」です。
なぜならウィッグの毛材は人間の髪の毛とちがい、一度カットしたら生え伸びてこないからです。まさに一発勝負のウィッグのカット、コツを参考に慎重に行いましょう。

ヘアサロンでは髪を濡らす(湿らせる)こともありますが、ヘアカットに慣れていない場合は、乾いた状態でカットしましょう。濡れた状態の髪はまとまっているので、思ったより切りすぎてしまうおそれがあります。

一般的な文具に分類されるハサミや、裁縫用の裁ちばさみなどでカットすると、刃が厚いぶんザクザク切れてしまいます。100円ショップのものでもいいので、ヘアカット専用のハサミを使用しましょう。

ウィッグを着けた状態で少しカットして、アタリ(しるし)をつけたあと、ウィッグを外してボウタイやマネキンに固定し、アタリを目安にカットするのが理想の方法です。
もしウィッグを着けた状態でカットする場合は、前髪を持ち上げすぎたり、下を向いた状態で切らないようにしましょう。長さが分かりにくくなり、切りすぎてしまう場合があります。

分け目がある人は、分け目を起点に切り始めましょう。分け目がない人は、前髪の中心を起点にして左右に一方向ずつカットしましょう。前髪を揃えたくない人は、ハサミをタテにして切ると毛先が真っすぐ揃ってしまうのを防げます。

ウィッグ専門店のウィッグスタイルチェンジ!「長さ・カタチ」

では実際にレディス スヴェンソンのサロンでスタイルチェンジをオーダーすると、どのような感じになるのか見てみましょう。

フェミニンなロングウィッグから、ショートボブへスタイルチェンジ!

女性らしい丸みは残しつつ、イッキにモードな旬髪に。
ロングからショートはかなり大胆なスタイルチェンジで、ちょっと勇気がいる決断かもしれません。けれど、レディス スヴェンソンでは一人ひとりの輪郭や目鼻立ちを見ながら「似合わせカット」で仕上げていくので、前髪の長さや全体の雰囲気などミリ単位での調整が可能。長さ(レングス)に関わらず、似合うヘアスタイルを作ることができます。

とはいえ「近くにウィッグ専門店がない」「なるべく安価なものが欲しい」「体調が悪くて外出できない」という方もいらっしゃると思います。その場合はネット通販が便利ですが、ネット通販で扱っているウィッグのほとんどは、既製品といわれる、いわゆる調整カットができないウィッグです。
しかし、一部のショップでは、購入後に自分好みに調整カットをしてくれるサービスがあるお店も存在します。

● ネット通販でも自分らしさを追求できる、PreStaの「ハイセルフィー」
レディス スヴェンソンが運営する通販サイトPreSta(プレスタ)では、既製品ウィッグをはじめ、さまざまなウィッグを取り扱っています。
なかでも「ハイセルフィー」は、ネット通販のウィッグながら、分け目の位置や長さ(前髪・サイド・襟足)がカスタマイズできるウィッグ。ベースとなるウィッグが手元に届いたら、指示書に記入してデザインをオーダーすることで、スヴェンソンのスタイリストが丁寧にカットして仕上げます。

ハイセルフィーボブ ¥99,000(税込)
長 さ:ナチュラルショート/ミディアムショート/ボブ
カラー:2色

ウィッグスタイルチェンジ「カラーを変えたい!」

残念ながら自宅でウィッグを染める(ヘアカラー)のは難しいです。絶対ムリ、というわけではありませんが、毛材を傷めたり思うような色には染まらない可能性が高いため、おすすめしません。
そこでご紹介したいのが「ウィッグを染める」のではなく「色をプラスする」方法。

レディス スヴェンソンのジュエリーカラーは、お持ちのウィッグにカラーエクステを入れられるサービス。インナーカラー風にアクセントで入れたり、ウィッグ全体にメッシュのように入れたり、さまざまな表情が楽しめます。豊富なカラーバリエーションの中から、複数の色をブレンドするのもOK。スヴェンソン店内の工房で仕上げるので、その日のうちに手に入るのも人気の理由です。

ジュエリーカラー『コーラルオリーブ』を全体に。華やかに印象チェンジ!

ジュエリーカラー『ハニーガーネット』をサイドに入れて、唯一無二のボブスタイルへ。

ここ最近のトレンドでもある、鮮やかなカラーやハイトーンメッシュにチャレンジしてみたいものの、ウィッグでできるのかわからなかったり、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。ジュエリーカラーはエクステなので、カラーに飽きたら別の色に付け替えも可能!秋冬のちょっとした冒険にいかがでしょう?

ウィッグのスタイルチェンジ特集、いかがでしたか?
ようやく外の風が気持ちいい気候となってきました。ウィッグを自分好みに整えて、新しい季節を進みましょう。

取材協力:スヴェンソン製品管理・技術チーム

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