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【連載2回】がんと診断されたら。伝え方のコツ 〜友人 編〜

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自分自身ががんになったとき、がん治療のことを打ち明けるべきなのか?どう伝えるか、思い悩む方は少なくありません。今回はがん治療のことを友人に伝えようと思った時、どのように整理して話すか、また打ち明けられた場合にはどうすればいいのか、一般社団法人がんライフアドバイザー協会 代表理事 川崎由華さんに伺いました。

 

信頼できる友人ならではの悩み

がんと診断されてから、日常生活にプラスして病気や治療と向き合う日々が始まります。その中で、がんの療養中であることをどのくらいの範囲の人に対して言うべきか、迷うところでしょう。一緒に生活している家族とはちがい、伝えなくても何とか付き合っていける友人に、治療のことを話しておく必要があるのか、相手も苦しい気持ちにさせてしまうのではないかと、誰しも考えてしまうものです。

部屋で悩む女性

治療のことは、とても大きな個人情報です。大事な個人情報だからこそ、大切に取り扱ってくれると信頼できる友人、心の支えになってくれる友人に「今、伝えよう」と思うタイミングで話せば良いのではないでしょうか。話すべきか否か、まだ悩んでいるようでしたら、きっと今はそのタイミングではないのだ、と考えてみましょう。友人関係に気を遣いすぎることなく、まずは自分の心に正直になることから始めてみると、気持ちが少し楽になります。

楽しそうに話す女性

 

がんになったことを友人に伝えるのはいつがいい?

病状によっては治療が長期に及ぶケースもあるので、ずっと隠し続けることが心の負担になることもあります。気心の知れた友人や信頼できる人であれば、心のうちを打ち明けることで支えになってくれたり、病気以外のことで笑い合ったりすることで気が楽になることもあるでしょう。

友人に話す前に、伝えたい内容がきちんと伝わるようにあらかじめ話すことを書き出しておいて、自分の中で情報を整理することも一案です。どこまで伝えるか、何度かに分けて伝えるか、といったことも考えておくと、自分自身の感情をコントロールするのにも役立ちます。その上で、自分自身が最も負担を感じないタイミングはどんな時か?相手にとっても落ち着いて話を聞ける場所や方法は何か?考えてみましょう。

ノートとペン

がんという病気のことをよく知らず、ただ怖い病気だと思っている方がまだ大勢います。伝えた際に、思ってもみなかった反応や言葉が返ってくるかもしれません。医師や看護師から伝えられた言葉の中から、あなた自身が胸にストンと落ちた言葉を使って話してみると、うまく伝わるのではないでしょうか。相手も突然の告白で戸惑いを隠せないこともあるものです。時間をかければきっと理解できるものだと、信じてじっくり向き合えるといいですね。

時計の写真

 

がんになったことを友人に打ち明けられたら

ところで、友人から「今、がんの治療をしている」と打ち明けられたら、あなたはどのように接しますか?ここでは、友人からがんになったとカミングアウトされた際に、どうすればいいのかについて考えてみましょう。

動揺して「何か励ましの言葉を言わなきゃ」と思いがちですが、まずは話をじっくり聞いてみることに徹しましょう。病気に対する考え方や治療の方針、過ごし方などは人それぞれ。がんになった友人の価値観を尊重しながら話を聞く姿勢が最も重要です。打ち明けるまでには、大きな葛藤があったはずです。信頼して話してくれたことへの感謝を伝えると、友人もほっとすることでしょう。

雑誌

入院中にお見舞いに行くべきかどうかは、本人の考え方や、その時の体調・気分によっても判断がことなります。今は衛生管理のために面会できない病院も増えていますので、いきなりお見舞いに行って相手を困らせることのないように、事前に尋ねるようにしましょう。

また、お見舞いの品は思いのほか悩ましい問題です。衛生上の理由で生花を禁止している病院が多く、食品は病状や治療経過によって、受け付けることができるものがことなります。勝手に選んで持っていくよりも、必要なものを本人に尋ねてみるとよいでしょう。最近ではベッドの上で退屈しのぎに読める、本や雑誌、漫画も人気です。

 

病院へ会いに行かなくても、今はメールや手紙、メッセージカードなどで気持ちを伝えることも十分可能です。都合のよいときにいつでも読み返し、返信することができるので、応援の気持ちを伝えることできっと喜ばれるでしょう。

連絡する女性

 

もし、がんになったことを言うか悩んでいるなら

「がんについて、友人にどう伝えればいいか迷っている」、また「そもそも誰にも伝えておらず、相談できる人もいない」という場合には、がん診療連携拠点病院内にある『がん相談支援センター』や『医療相談室』を利用することもできます。拠点病院の相談支援室の中には電話相談も対応している所があります。相談されてこその専門家です!不安な気持ちをどうしたら良いのか、生活の不安についてなども、一人で抱え込まずにまずは話してみましょう。

相談する女性

がん治療のことを無理して友人に話す必要はありません。しかし、信頼のおける友人なら、治療のことをカミングアウトしてもきっと理解して支えになってくれるはずです。がんについて、誰に・どれくらい話しておきたいのか、今一度じっくりと整理してみてみましょう。

  • 参照URL

https://www.scchr.jp/cancerqa/jyogen_

4500528.html

https://gan-info.pref.aomori.jp/public/index.php/s20/

s20-4/s20-4-4/s20-4-4-70.html

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98

52000002nv2w-att/2r9852000002nvdt.pdf

川崎由華さん

監修者:川崎由華

複数のがん診療連携拠点病院で、がん患者さんとその家族のお金や仕事の問題について医療者と連携し、相談に応じている。またその活動は講演やメディアを通じて、全国の医療従事者や市民に向けて広く発信している。一般社団法人がんライフアドバイザー協会 代表理事。保有資格はCFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、メディカルケアワーカー®(看護助手)1級、両立支援コーディネーター

一般社団法人がんライフアドバイザー協会
https://ganlife-adviser.org/

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