抗がん剤治療中に仕事復帰する際のポイント|外見のケアはどうする?

post thumbnail

抗がん剤治療を開始すると副作用によって、髪の毛が抜けてしまったり、体力が低下したりしてしまいますが、抗がん剤の治療中に仕事復帰をしている方が徐々に増加しています。治療中は休職をして、治療終了後に体調が回復してから職場復帰をすると考えていたため、治療中に仕事復帰できるなんて考えもしなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、抗がん剤治療中に仕事復帰する際のポイントについて解説します。後半には実際に仕事復帰をされた方の紹介をしますので最後までご覧になってください。

がんになってから仕事復帰できる時期の目安は?

当然ですが、抗がん剤治療にはお金がかかります。しかし治療により休職となると給料が減ってしまい生活費と治療費を賄うことが難しくなってしまいます。そのためなのか治療中にも関わらず患者様本人が希望し、仕事復帰する方は少なくありません。
ここでは仕事復帰できる時期の目安について説明します。

職場に復帰できる時期は人それぞれ

がんに対する治療とひとくちに言っても、人によって病気の種類や状態、薬物療法や手術療法など治療内容が異なるため、仕事復帰できる時期には個人差があります。また働き方にも個人差があり、引っ越し業者や営業などの体力を使う仕事内容から、事務などのデスクワークなどによっても仕事復帰できる時期に影響します。

抗がん剤治療中に仕事復帰を希望する場合は、主治医に相談して意見を聞いてから復帰することが一般的といわれています。その際には、どのような業種なのか、仕事内容を伝えると医師もアドバイスがしやすくなります。病院などの医療機関には医師の他にも看護師やコメディカルと呼ばれているさまざまな職種の方がいるため、仕事復帰に関わるさまざまなアドバイスを受けることが可能です。

また仕事復帰される方には、治療後に体調が落ち着いてから復帰する人がいれば、抗がん剤治療を受けながら仕事を続ける人もいらっしゃいます。

仕事をしながら通院する人は増加傾向

厚生労働省の「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」(令和3年3月改定版)によると、がん治療のため、仕事をしながら通院している人は増加傾向にあると発表されています。

男性:平成22年 14.4万人 ⇒ 平成31年 18.6万人
女性:平成22年 18.1万人 ⇒ 平成31年 26.2万人

これらのデータの理由として、医療技術の進歩に伴い、生存率が上昇したり、入院期間が短縮したりしているためと考えられています。
【出典】厚生労働省「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」(令和4年3月改定版) https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000912019.pdf

抗がん剤治療を受けながら仕事復帰する際のポイント

抗がん剤治療が終わって体調が落ち着いてから仕事復帰をする方がいる一方で、治療を受けながら仕事復帰をされる方もいらっしゃいます。
治療を受けながら仕事復帰をするうえでのポイントとして
 ・職場の理解を得る
 ・外見をケアする
上記の2点が挙げられます。
ここではそれぞれ詳しく解説していきます。

職場の理解を得る

仕事復帰を叶えるためには、会社に病気の状態を伝えて適切な配慮を得ることが望ましいでしょう。さらに上司や周囲の同僚にも伝えることができれば周囲のサポートを受けやすくなります。

抗がん剤の副作用によっては、業務に支障が出てしまうことも少なくありません。その時に、理解をしてくれる上司や同僚がいれば有給休暇も取得しやすく心強いですよね。また会社に病気の状態を伝えておくと、体力消費の少ないデスクワークなどに部署を変更してもらえることもあります。働き方に工夫をして対応してくれる企業もあり、勤務時間を短くしたり、出勤時間を遅らせたりしてくれることもあります。職場に産業医がいる場合は相談もしやすいため、就労のことや体調の変化などを報告することで仕事に対する不安な気持ちを軽減することができます。

1人で頑張ろうとせずに、まずは会社に相談してすることをおすすめします。

外見をケアする

抗がん剤治療によって毛髪やまつ毛、眉毛などの体毛が抜けることがあります。社会人として外見を整えておくことは大切です。まずは抗がん剤治療の前にウィッグを用意しておきましょう。治療前の顔写真を撮影しておくと、ウィッグを選ぶときや眉毛を描く際に参考にできるためおすすめです。

抗がん剤による副作用は脱毛以外に、爪が変色することがあります。そのような場合は、肌色に近いマニキュアを塗ったり、ネイルチップを使ってカバーしたりして対応をすることが多いようです。

価格:¥1,980(税込)
「新爪にやさしいネイル保護コート」を購入する

価格:¥1,903(税込)
「新爪まわりの保湿オイル」を購入する

抗がん剤治療と仕事を両立した方の例

抗がん剤治療を続けながら仕事復帰をするポイントについて解説をしてきましたが、ここからは実際に抗がん剤治療と仕事を両立した方の具体例を示していきます。

治療中も仕事を続け、自信を取り戻した

1人目の方は、46歳女性で乳がんと診断されたKUMIKOさんです。フリーのスポーツトレーナーとして活躍を続け、本人の念願であったスタジオをオープンされました。

治療を受けている当時、抗がん剤治療の副作用によって体を動かすことができなくなってしまいベッドで寝ている期間が長く、「仕事も趣味もできないのかもしれない」と全てのことをマイナスに捉えてしまっていたとのことでした。そんなある日に、トレーナーとして教えていたヨガの呼吸を寝ながらやってみたら気持ちが軽くなったことをきっかけに、体を動かす方法を習える場所を作ろうと考えたことが復職の原動力となったようです。

治療中に仕事に復帰したときには2割程度の力しか出せずにいたそうですが、レッスンに行くと元気になることができたとお話されています。生徒さんを相手に教える職業なので外見のケアには特に気を使ったそうです。「これなら人前に立てる!」と自分自身で納得できる外見になれたことが仕事を続けられた要因とお話してくださいました。
参考:https://bit.ly/3imSrlQ

ライフスタイル密着取材 KUMIKOさん

会社のメンバー全員に話し、協力を得た

2人目の方は、65歳女性でリンパ腫と診断されたSANAEさんです。食品の品質管理組合で働きながら治療を続け、バンド活動などを趣味に続けている方です。

リンパ腫と診断を受けてから、食事がのどを通らずに5Kg近く痩せてしまう時期があったようですが、抗がん剤の効果によって食欲も戻り回復されました。体の免疫を担当する「白血球」が低下していたためマスクをしながら感染症に注意して仕事や趣味であるバンド活動を続けられました。
そんなSANAEさんは、会社のメンバー全員に病状を話して、同僚に協力をしてもらえるようにお願いをしてから復職したそうです。友人の中には病状を話すことを反対する人もいたようですが、コミュニケーションをとることで、協力してもらうことができて仕事も趣味も続けられたとお話してくださいました。
参考:https://ladys.svenson.co.jp/trivia/life-style-sanae/

ライフスタイル密着取材 SANAEさん

レディススヴェンソンが行う患者様への支援活動

レディススヴェンソンでは、がんの副作用に悩む患者様へ支援活動をしています。
具体的には
 ・医療用ウィッグや外見をケアするアイテムの提供
 ・セミナーや「がん哲学外来 メディカル・カフェ」の開催
を行っています。
以下では、それぞれについて詳しく説明します。

医療用ウィッグや外見をケアするアイテムの提供

レディススヴェンソンでは、医療用ウィッグや治療中の生活に必要な商品を幅広く取り扱っています。
抗がん剤治療による脱毛してしまった方が使用する「医療用ウィッグ」はウィッグのサイズ調整や点検サービス、地毛・頭皮のサポートをしており、安心して使用していただけるように配慮をしています。

副作用は頭髪だけではなく、さまざまな症状が現れます。例えば、爪が変色してしまったり、肌が乾燥し傷つきやすくなってしまったりします。そのためレディススヴェンソンでは爪や皮膚に現れる副作用をカバーするケアアイテムなどのアイテムも取り扱っています。

レディスSVストア

セミナーや「がん哲学外来 メディカル・カフェ」の開催

商品の取り扱い以外にも、がん治療中に役立つセミナーを無料で実施しております。セミナー内容は多岐にわたり、専門講師による顔色を明るく見せるメイクの方法、ネイル、リンパ浮腫緩和マッサージなどを実施しています。Webでの開催もあるため自宅から気軽に参加していただくことも可能です。

他にも、一般社団法人がん哲学外来が展開する「がん哲学外来 メディカル・カフェ」の活動に賛同し、開催をしています。この活動はレディススヴェンソンのお客様のほか、地域の患者様やそのご家族、医療従事者が集まり、対話する場を提供しています(2021年10月現在はオンラインのみとなっています)。

イベント情報

外見ケアをして仕事復帰を叶えましょう

レディススヴェンソンでは外見をケアすることができる商品を多数取り揃えています。レディススヴェンソンの医療用ウィッグは、お客様のスタイルに合わせてカットやアレンジをすべて選べるフルオーダーが可能です。またウィッグを購入されてからアフターケアも充実しています。医療用ウィッグの他にも、爪の変色や肌の保護ができる商品もあるため、お気軽にご来店予約をお申し込みください。

皆さまの仕事復帰をレディススヴェンソンが精一杯サポートさせていただきます。一緒に仕事復帰を叶えましょう。

おすすめの記事はこちら

https://ladys.svenson.co.jp/trivia/end-treatment/
https://ladys.svenson.co.jp/trivia/wig-select/
https://ladys.svenson.co.jp/trivia/wig-lifestyle/

お客さまからのご感想

  • イメージチェンジ

    40代 F.Aさま
    女性の目が多い職場ですが、"イメージチェンジ"したと言っており、 かつらだと分からないようです。 男性(年輩の)からカワイイと複数言われました。 がん宣告と抗がん剤に対する不安が募り、心細かった事が スタッフの方とお話ししてウィッグを身につけて 考えていたことよりずっと簡単なことだとわかりました。 病院ではこんなにお話しできないことを スヴェンソンスタッフの方とでき、嬉しく思っております。
  • 色も気に入り、スタイルも良く自然

    ウィッグをしていない頃は白髪もまじりパサパサで髪もまとまらなく、外出する時は気になっていました。 使い始めてからは、色も気に入り、スタイルも良く自然なので気持ちがウキウキして楽しくなります。

サロンについて

安心してご相談やウィッグを試着いただけるよう、プライバシーに配慮した個室空間を完備してお待ちしております。

よくあるご質問

治療のスケジュールが決まっていないので、ウィッグを見るだけでもいいですか?

ウィッグを見るだけでも(ご試着だけでも)もちろん大丈夫です。お気軽にご相談ください。

髪があるうちに試着してもサイズが変わるから、抜けてからお店に行ったほうが良いですか?

脱毛が始まる前に ご来店なさることをお勧めいたします。 なぜなら、今のヘアスタイルとウィッグのスタイルを比較しやすいのと、お気持ちに余裕を持ってお選びいただけるからです。 スヴェンソンのウィッグは髪の毛のボリュームの変化に合わせて、その都度、その場でサイズ調整が出来ますので、のちに頭まわりのサイズが小さく変化しても大丈夫です。また、ご地毛が生え始めると頭のまわりのサイズも大きくなりますが、大きくサイズを戻すことも出来ますのでご安心ください。(スヴェンソンのサービスのひとつです。)

ウィッグはいつ頃まで使うの?

抗がん剤治療終了後、個人差はございますが、約1~2ヵ月後から地毛が生え始める方が多く、1ヵ月約1cm位のペースで髪が伸びます。しかし、髪が成長する早さや伸び方のバランスは人それぞれです。生える部分にも差があり、均等に生え揃うわけではありません。ウィッグを使用する期間は、治療されている間だけではなく、実際は地毛でヘアスタイルが作れる長さに生え揃うまでの間必要ですので、個人差はありますが1年半~2年ほどウィッグをお使いになる方が多いです。