医療用ウィッグを取れないようにする方法とは?正しい着け方やズレる理由を解説

医療用ウィッグを取れないようにする方法とは?正しい着け方やズレる理由を解説

抗がん剤治療などで初めてウィッグを検討している方のなかには、「ウィッグがズレたり取れたりしないだろうか」と、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

医療用ウィッグを着ける場合は、精神的な部分での安心感があることも重要です。

そこでこの記事では、医療用ウィッグがズレないための正しい着け方と、ウィッグが取れる理由を解説します。

医療用ウィッグが取れてしまう理由

医療用ウィッグが取れてしまう理由

医療用ウィッグを着用し始めた方のなかには、「ウィッグがすぐに取れてしまう」というお悩みを抱えているケースがあります。

安心してウィッグを着用できるよう、ここでは医療用ウィッグが取れてしまう2つの理由を見ていきましょう。

ウィッグのサイズが合っていない

医療用ウィッグは、自分の頭のサイズに合わせて選ぶのが基本です。サイズが合っていないと、ウィッグが浮いて取れやすくなります。

ウィッグが浮くと不自然に見えてしまうこともあるため、試着して着け心地を確かめてから選ぶことが重要です。

しかし、抗がん剤治療をする場合など、脱毛する時期と地毛が回復する時期では毛量が変わるケースが多々あります。

その場合は、サイズ調整ができるウィッグを選ぶのもひとつの方法です。微調整の可能な医療用ウィッグなら着け心地も良くなるうえ、取れる心配もありません。

ウィッグを正しく着用できていない

医療用ウィッグの着用にあまり慣れていない方などは、正しく着用できていないことが原因で取れやすくなっているケースがあります。

医療用ウィッグを快適に使用するには、サイズの合うものを正しく着用することが重要です。正しく着用できているかどうか不安な方は、ウィッグを購入した店舗へ相談すると良いでしょう。

なお、レディススヴェンソンでウィッグをご購入いただいた方は、何度でも無料でご相談を受け付けています。ぜひお気軽にご連絡ください。

医療用ウィッグを取れないようにするコツ

医療用ウィッグを取れないようにするコツ

医療用ウィッグは、急に必要になって購入するケースが多いものです。そのため、購入後に日常で使用した際の細かな点に気づくことがあります。

ウィッグがズレたり外れたりしないようにするには、4つのコツを押さえることが大切です。どうすれば安心して医療用ウィッグを着用できるのか、1つずつご紹介します。

ウィッグを適したサイズに調整する

先述のとおり、医療用ウィッグはサイズが合っていないとズレやすい、もしくは取れやすいという問題が起こります。

この場合は、購入した店舗でウィッグのサイズ調整を依頼しましょう。レディススヴェンソンのセミオーダーウィッグなら、何度でも無料でサイズ調整を行っていますので、お気軽にご相談ください。

特に、医療用ウィッグは治療スケジュールや毛量の変化により、その都度サイズ調整をする必要があります。ウィッグを購入する前に、サイズ調整のサービスがあるかを確認しておくと安心です。

なお、アジャスター付きのウィッグは、多少のサイズ違いであればアジャスターで調整することも可能です。

インナーキャップ・ヘアネットを正しく活用する

医療用ウィッグを着用した際に取れてしまう、浮いてしまうという方は、インナーキャップやヘアネットを活用しましょう。インナーキャップやヘアネットをかぶることで、ウィッグが取れるのを防ぐことができます。

また、ウィッグが浮いてしまうのは、地毛がきれいにまとめられていないことが原因です。地毛がある場合は、インナーキャップで凹凸が出ないように固定し、ウィッグの浮きを防止しましょう。

インナーキャップやヘアネットをピンなどで固定すると、安定性が増すためおすすめです。ヘアネットの着用方法などは、以下の動画や記事でも説明していますので、こちらもご覧ください。

ウィッグネットの着け方【レディススヴェンソン】

ウィッグ用ネットのかぶり方|自然に見せるための着用のコツ

帽子やヘアバンドなどで固定する

風が強い日の外出や自転車に乗るとき、あるいは運動をするときなどは、帽子やヘアバンドなどでウィッグを固定すると取れにくくなります。外出先で帽子を脱ぐかもしれないという心配がある方は、ヘアバンドやターバンなど取り外しの必要がないもので固定するのがおすすめです。

汗をかいたら手入れをする

外出や運動で汗をかいたときは化粧室などで一度ウィッグを外し、頭皮についた汗を拭き取ることが大切です。

レディススヴェンソンのオンラインストアでは、「リフレッシュシート」という治療中の肌にやさしい汗拭きシートを取り扱っています。A4サイズと大判のため、頭皮はもちろん、首までしっかり拭けます。特に汗をかきやすくなる季節は、バッグのなかに入れておくと安心でしょう。

リフレッシュシートはこちら

また、汗を拭いた後はウィッグを着け直す必要があるため、手鏡を持っておくと安心です。

基本的なウィッグの着用方法

基本的なウィッグの着用方法

医療用ウィッグの着用方法には、大きく分けて着脱式と編み込み式の2種類があります。それぞれどのような特徴があるのか、詳しくご紹介します。

着脱式

着脱式は、プラスチックや金属の留め具(ピン・コーム・クリップなど)で、ウィッグを地毛に固定する方法です。

ウィッグの着け外しが簡単にできるメリットがある一方で、しっかり着けられていないと取れやすくなったりズレやすくなったりします。慣れていない時期は、着用時の位置決めに時間がかかることもデメリットといえるでしょう。

アジャスター付きの医療用ウィッグはこちら

編み込み式

編み込み式は特別な糸を使い、地毛にウィッグを編み込む方法です。

着脱不要で装着にも安定感があり、ウィッグと地毛が自然に馴染むというメリットがある一方で、脱毛の状態によっては対応できないというデメリットもあります。特に、抗がん剤治療で脱毛している場合は地毛にウィッグを編み込むのが難しいため、編み込み式のウィッグ着用は必ず治療後に行ってください。

ウィッグを外す際は専門店に依頼する必要があることも、編み込み式のデメリットといえるでしょう。

着脱式と編み込み式では、装着方法だけではなく特徴も異なるため、専門のスタッフに相談して選ぶことが大切です。わからないことや不安なことなどは遠慮なく質問し、不安を解消してからウィッグを購入することをおすすめします。

5STEPでできる医療用ウィッグの正しい着け方

5STEPでできる医療用ウィッグの正しい着け方

着脱式のウィッグは、しっかり着いていないとズレたり取れやすくなったりするため、正しく装着することが大切です。

ここでは、医療用ウィッグを正しく着けるための手順をご紹介します。ウィッグをお持ちの方は以下の動画も参考にしながら、手順に従って装着してみましょう。

ウィッグの着け方・外し方【レディススヴェンソン】

STEP1:インナーキャップを着用する

ウィッグの前に、インナーキャップを着用します。地毛をヘアネットでまとめるとウィッグが着けやすくなり、ズレ防止にもつながるため、活用してみてください。

また、インナーキャップには、皮脂や汗を吸着して頭皮を守る役割もあるため、医療用に配慮されたインナーキャップを着用するのがおすすめです。

STEP2:ウィッグをのせる

ウィッグの着け方 STEP2 ウィッグをのせる

ウィッグはストッパー(ピン)のあるほうが前方です。前後を確認したらウィッグのストッパーを開き、襟足部分(後方)の両サイドを両手で持ちます。

ウィッグの前方を額にのせながら位置を合わせ、前から後ろへとウィッグを深めに着けましょう。

STEP3:ウィッグの位置を調整する

ウィッグの着け方 STEP3 ウィッグの位置を調整する

ウィッグの襟足部分を持ち、髪の生え際から指1本分を目安にして後方にずらします。インナーキャップやウィッグがズレてしまわないように、強く引っ張りすぎないことが大切です。

その後は、左右が平行かを確認します。両耳のワイヤー部分を顔のラインに沿うように整えましょう。

STEP4:ウィッグのストッパーを閉じる

ウィッグの着け方 STEP4 ウィッグのストッパーを閉じる

ウィッグの位置が決まったら、両手でストッパーを閉じます。パチンと音がして、ストッパーが固定されたのを確認してください。

その際は、前髪やもみあげの髪がウィッグの内側に入らないように注意しましょう。

STEP5:全体を整える

ウィッグの着け方 STEP5 全体を整える

ウィッグを正しく着用できたら、ウィッグを支えながら目の粗いブラシや手ぐしで全体を整えます。ふんわりと自然なヘアスタイルに整えたら終了です。

医療用ウィッグがズレたり取れたりするのを防ぎ、快適に着用するためにも、正しい着け方を把握しておきましょう。

取れないという安心を。医療用ウィッグ専門店レディススヴェンソンの特徴

取れないという安心を。医療用ウィッグ専門店レディススヴェンソンの特徴

レディススヴェンソンで取り扱っている医療用ウィッグは、ご使用のお客さまのうち95.5%の方が「周囲にウィッグと気づかれない(※)」と回答されるほど、自然に仕上がります。

※2012.4~2013.3 お客さまアンケート 当社調べ

多くのお客さまにご満足いただいているレディススヴェンソンの医療用ウィッグには、大きく分けて4つの特徴がありますので、1つずつ詳しくご紹介します。

安定構造でどのようなときにも取れないウィッグ

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは、頭を包み込む深めの構造になっているため、軽めのスポーツをしてもフィットし、取れにくいのが特徴です。

髪が浮きやすいといわれるもみあげ部分や、首の動きにもしっかりフィットし、「ウィッグがズレたり取れたりしないか心配」という方にも、安心してご使用いただけます。

手縫いによる細かいサイズ調整が可能

ウィッグのサイズが合っていないのは、ズレたり取れやすくなったりする原因のひとつです。つまり、取れにくくするには、頭のサイズに合ったウィッグを選ばなければなりません。

しかし、抗がん剤治療をする場合は、地毛のある状態→脱毛→発毛→地毛の回復と、髪の量が段階的に変わるため、頭周りのサイズも変化します。

レディススヴェンソンでは、毛量の変化に合わせて無料で医療用ウィッグのサイズ調整を行っています。そのため、ウィッグがゆる過ぎて取れそうになったり、きつ過ぎて頭が痛くなったりする心配が少なくなるでしょう。

一部、サイズ調整ができないウィッグもありますが、サイズ調整ができるものは永久無料で調整が可能です。

軽くて着け心地の良い素材のネット

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは、「フィールドセンサーTM」という軽量で着け心地の良い、特殊な素材のネットを使用しています。この素材が汗を吸収して素早く拡散するため、快適に着用できるでしょう。

セミロングのウィッグで100gほどと、非常に軽量で通気性が良いため、着けている間の不快感も少ないのが特徴です。

取れないはもちろん、バレない自然な質感

ウィッグを使用する際は「ズレないか・取れないか」ということ以外に、「気づかれないか」ということも心配の種のひとつでしょう。

レディススヴェンソンのウィッグは、人工毛と最高品質の人毛を独自のノウハウで組み合わせています。それにより、ウィッグとなかなか気づかれないほど、自然な美しい髪の質感を再現できているのです。

つむじ部分には、本物の頭皮に見える「人工皮膚」を取り付けた商品も多くあるため、電車などで座っているときにも、上からの視線を気にせず過ごせるでしょう。

医療用ウィッグ専門店のレディススヴェンソンでは、お客さまが安心してウィッグを着用できるよう、さまざまな工夫をしています。専門のスタッフが無料でご相談を受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

フィットして取れない医療用ウィッグならレディススヴェンソン

医療用ウィッグは、サイズの合うものを正しく装着すれば、ズレたり取れたりする心配はありません。安心して着用するためにも、インナーキャップやヘアネットを活用したり、ウィッグのサイズを調整したりしてみてください。

レディススヴェンソンでは、医療用ウィッグのサイズ調整を無料で行っています。フィットして取れにくいため、安心してご使用いただけるでしょう。また、独自のノウハウで、一目ではウィッグとはわからないほど、自然な質感に仕上がっています。

レディススヴェンソンの店舗では、医療用ウィッグのお試し体験や無料相談を受け付けています。個室でくつろぎながらウィッグを試着してみたいという方は、下記よりご予約のうえ、ぜひ一度ご来店ください。

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