~ がん患者さんの生活に役立つ情報 ~

Massel

~ がん患者さんの生活に役立つ情報 ~

こんなときどうする?夏のウィッグケア

お気に入り

医療用ウィッグのお悩みについて、ユーザーさんの声をもとに考えていく『こんなときどうする?』シリーズ。前回は「ウィッグトラブル事例集」をお届けし、たくさんの反響をいただきました。今回は気温も湿度も上がるこれからの季節、ふと感じる素朴な疑問についてです。
無理なく快適に、そして美しく。お気に入りのウィッグと夏をお過ごしください。

汗やニオイが気になる…ウィッグのケアはどうすべき?

汗やニオイが気になる…ウィッグンケアはどうすべき?シャンプー回数を増やしたりインナーキャップで対策を

汗をかきやすい季節はベタつきやニオイが気になり、使うたびに洗いたくなりますが、頻繁にシャンプーすると、毛材が傷んでしまったりスタイルが崩れる原因に。
スヴェンソンでは目安として、ウィッグを毎日使用している場合は10日に1回くらいの頻度で洗うことをおすすめしています。ただしこれは目安なので、ものすごく汗をかいたときは臨機応変で大丈夫。逆にシャンプーをなるべくしたくない(ウィッグの劣化をできるだけ防ぎたい)という方は、ウィッグの下にインナーキャップを着けて、皮脂や汗がウィッグにつくのを防ぎましょう。

ニオイケア専用のスプレー「フラウフレッシュヴェール」

フラウフレッシュヴェール ¥3,850(税込)
(専用ボトル+詰替パウチ)

ウィッグを清潔に保つ毎日のケアとして、ぜひおすすめしたいのがニオイケア専用のスプレー「フラウフレッシュヴェール」。こちらは医療用ウィッグのパイオニアであるスヴェンソンが開発した、ウィッグ専用スプレーです。

サトウキビ

天然サトウキビエキスがニオイをカバー、揮発性が高いのでベタつかずさらりと清潔を保ちます。治療中、敏感になっている頭皮に直接触れるもののケア用品として、安全性にこだわり化粧品基準を満たしているのも安心です。
手軽さから、つい衣類用の消臭スプレーでもよいのでは?と思いがちですが、頭皮トラブルの原因になったりウィッグの毛材を傷める可能性があるため、ぜひウィッグ専用のスプレーをお使いください! 

ウィッグの蒸れ、何か対策できることはある?

ウィッグの蒸れ何か対セクできることはある?インナーキャップや霊感スプレーを活用しましょう

「ウィッグが蒸れる」「ウィッグが暑い」これはすべてのウィッグユーザーにとって、夏の大きなテーマです。SNSをのぞくとさまざまな工夫が紹介されていますが、まず、基本の対策としてご紹介したいのがウィッグの下につけるガーゼキャップと冷感スプレー。

ガーゼキャップ

ガーゼキャップ ¥2,750(税込)

ウィッグの下着ともいえる「ガーゼキャップ」は、蒸れやすい頭の汗を吸い取ってくれる役割をもちます。お出かけの際は2〜3枚持ち歩き、汗をかいたら取り替えるようにしましょう。さらに、スヴェンソンサロン店頭限定にはなりますが、夏の汗・蒸れを考慮したインナーキャップ「スムースインナー」も取り扱っています。

冷感スプレー「フラウクーリングミスト」

フラウクーリングミスト ¥1,650(税込)

また、この夏新登場の冷感スプレー「フラウクーリングミスト」はウィッグをつける前に、内側にひと吹きするスプレー。冷感持続処方によりひんやり成分が長くとどまり、爽快感をキープしてくれます。

医療用ウィッグをつけたまま、温泉やプールはOK?

医療用ウィッグをつけたまま温泉やプールはOK?毛材を傷める原因になるのでできるだけ控えましょう

そろそろ夏休みの計画をたてている方も多いのではないでしょうか。旅先に温泉やプールがあるとテンションが上がる反面、ウィッグは大丈夫?と心配になります。
毛材やメーカーにもよりますが、基本的に医療用ウィッグで温泉やプールに入るのは避けてください。温泉の成分やプールの塩素によって毛材を傷めてしまうからです。

プール

どうしてもウィッグを着けて温泉にはいりたい場合は、上から乾いたタオルを巻くなどしてなるべく水に濡れないように気をつけ、出たら必ず洗ってください。
「サ活」「ととのう」といま流行のサウナも高温になりすぎるためNG。サウナでウィッグはととのいません!

暑いし、短くしたい!いつもの美容室でいいかな?

暑いし、短くしたい!いつもの美容室でいいかな?ウィッグは構造が違うのでスタイルチェンジは専門店で

行きつけの美容室でウィッグのカットをしてもらったら、スカスカになってしまった…そんな声をよく聞きます。その理由は、ウィッグと人の髪の構造の違いにあります。ウィッグはヘアスタイルが立体的に美しく見えるよう、場所によって植えられている毛材の本数が異なります。そのため、ウィッグの構造を理解せず、人の髪と同じようにカットしてしまうと、上手にスタイルをつくれないのです。

美容室

また、ウィッグは化学繊維や人毛、またはそれらをミックスした素材でつくられています。ヘアアイロンやドライヤーを使用すると傷んだり、チリチリになってしまうことも…。
長さのあるウィッグをカットして軽やかなスタイルにしたい!と思ったら、ウィッグの専門店、あるいはウィッグの構造を理解しているサロンにご相談ください。 

ウィッグも肌と同じく日焼けするってホント?

ウィッグも肌と同じく日焼けするってホント?ウィッグも紫外線でダメージを受けます!

肌と同じように、ウィッグも紫外線により大きなダメージを受けます。
とくに素材が人毛の場合は影響を受けやすく、褪色やツヤの減少、水分が抜けてパサついたり、切れ毛などが目立つようになります。強い日差しを浴びてしまった日は、トリートメントでケアしましょう。洗い流さないタイプだと使いやすいですね。
夏のおでかけ時はツバの広い帽子をかぶる、日傘をさすなど、なるべくウィッグに紫外線が当たらないように気をつけてください。

ヘアトリートメント

フラウシルキースムースエッセンスN ¥2,750(税込)
ウィッグにも地毛にも使える、洗い流さないタイプのヘアトリートメント。

明るい色にしたい!市販のカラー剤で染められる?

明るい紙にしたい市販のカラー剤で染められる?ウィッグは市販のカラー剤で染められません

市販のカラー剤は人の髪の毛を想定してつくられているので、ウィッグに使われている人工毛とMIX毛では材質が異なり、カラーはできません。
じゃあ人毛ならOK?と思われるかもしれませんが、人毛ウィッグは製作時にしっかり殺菌しキューティクル加工が施されています。その上から染料(カラー剤)をのせても浸透しにくく、色は入りにくいのです。

ジュエリーカラー

太陽がまぶしい季節、気分転換に髪色を冒険してみたい!という方は、カラーメッシュでおしゃれを楽しむのはいかがでしょう?
スヴェンソンでは「ジュエリーカラー」というウィッグ用のエクステが人気です。ジュエリーを身にまとうように好きな色を好きな位置に入れられ、しかも取り外しや付け替えも可能。夏は爽やかなブルー系(ラピスラズリ)、秋はボルドー系(ハニーガーネット)など、季節で楽しむのもオススメです!

夏のウィッグケアについてのQ&A、いかがでしたでしょうか。
近年の夏はとくに高温でハードですが、サポートするアイテムもぞくぞく登場しています。どの季節も、どのシーンも、ウィッグとともに快適に過ごせる方法を今後もお届けしていきたいと思います。

取材協力:スヴェンソン技術チーム

<こちらの記事もおすすめ>
ご褒美やプレゼントに!がん治療中もOKのヘアケア&ヘッドスパ
治療中の旅行・お出かけに。あると便利なお助けアイテム

人気記事ランキング

特集