~ がん患者さんの生活に役立つ情報 ~

Massel

~ がん患者さんの生活に役立つ情報 ~

気をつけたい季節の寒暖差。身体を温めて整える、手軽な方法3つ

お気に入り

全国で桜も見ごろを終え、草木の枝葉と同じく自然と背筋も伸びるような、そんな季節になりました。日中は暖かな陽光を感じ、羽織ものがなくても過ごせるような日も増えてきましたが、朝晩は気温が上がりきらず肌寒い日もまだまだあります。

季節に由来する寒暖差で、身体のだるさや倦怠感を感じていませんか?寒暖差の血行不良が引き起こす身体の不調、そして血流を改善するための対策などをご紹介します。

だるさや肩こりも?冷えが引き起こす身体の不調

体温が低いと免疫力が落ちる、という話は聞いたことがある方も多いと思います。人間の身体が正しく働くためには、36.5℃前後の体温が必要と言われており、だからこそ生活のなかで「身体の冷え」は注意したいところ。

身体の冷えを感じる女性

「身体の冷え」は血流が悪くなることで引き起こされます。
一般的な原因として考えられるのは、食生活の乱れや睡眠不足、運動不足、ストレスによる自律神経の乱れです。血流が滞ると栄養分や酸素が全身に行き渡らず、筋肉が酸欠状態になるほか、老廃物が体内に蓄積されます。
この悪循環が続くと冷えや肩こり、むくみ、身体のだるさなどの不調を引き起こします。

肌の不調を感じる女性

自律神経の乱れていると、自覚症状として顔や頭にサインが表れる場合があります。「抜け毛が増えた」「吹き出物が出やすくなった」「耳鳴りが頻繁に起きる」「目の下にクマがある」「舌や歯茎が赤黒い」という症状がみられたら自律神経の乱れを疑ってみましょう。
全身に表れる症状としては「肩がこる」「傷が治りにくい」「便秘がち」「生理痛がひどい」「下半身が冷える」「手足が痺れる」「身に覚えのないアザ」などがあります。

血流改善のための身体を温めて整える方法3つ

では血流を改善して身体の冷えを解消するためには、どうすれば良いのでしょうか。毎日の習慣にしたい3つの方法をご紹介します。

●「歩く」を意識して、運動不足を解消

人の身体は筋肉を動かすことで、血液を体内に循環させています。血流の改善には、ウォーキングのような軽い運動が効果的です。
コロナ禍、リモートワークが進み、運動不足を感じられている方も多いのではないでしょうか。仕事をしていて「集中力の低下」や「やるきの無さ」を感じたら、身体の血流が滞っているからかもしれません。

肩こり

ウォーキングする際のポイントは「できるだけ広い歩幅でテンポよく歩く」こと。背筋を伸ばして腕をしっかり振り、足の着地を意識すると、さらに運動効果が高まるでしょう。

ウォーキング

また、ウォーキングを行う時間帯によっても効果が異なります。
例えば、血液中の糖分が少ない食事前には身体が脂肪を燃やそうとするので、ダイエット効果が高まるとされています。夜間も血中に酸素が取り込まれることで、睡眠中の新陳代謝がアップします。ただし寝つきが悪くなりやすいため、就寝2〜3時間前のウォーキングは避けたほうが良いでしょう。

●「第二の心臓」を刺激!ふくらはぎストレッチ&ツボ押し

ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、血液を循環させるポンプ機能があります。ふくらはぎをストレッチしたり、ツボ押しで刺激するだけでも血流の改善が期待できます。

ストレッチをする女性

ふくらはぎを伸ばすには、壁を使ったストレッチがおすすめです。

  1. 壁と向き合い、両ひじが伸びる程度の距離を取り、まっすぐに両手をつきます。
  2. 片方の足を一歩下げ、壁に体重をかけながらふくらはぎを伸ばします。この時、かかとが浮かないように意識してください。もう片方の足は、ひざをゆっくりと曲げるだけでOKです。

左右20秒ずつを1セットとし、毎日3セット行いましょう。

ツボ押しにtry☆

ふくらはぎには「承筋(しょうきん)」や「承山(しょうざん)」というツボがあり、どちらも血流の改善に効果的です。承筋はふくらはぎの中央で最も筋肉が盛り上がっている部分にあります。承山はふくらはぎの最下部、アキレス腱からふくらはぎをさすり上げていった時に指が止まる部分です。

足のツボを押す様子

ふくらはぎのツボを素手で刺激しようとすると結構な力が要りますが、そのあたりを下から上へさすり上げる程度でも、かなり効果はあります。
※手術や治療に伴って手足がむくむ「リンパ浮腫」の症状があり、リンパドレナージを行っている方は、主治医と相談してから試すようにしてください。

●一日の疲れもゆったり癒す、半身浴

半身浴でも血流を改善できます。お湯の温度は37〜40度、水量は足を伸ばして座った際、みぞおちが浸かるくらいがベストです。入浴時間は20〜30分を目安にしましょう。汗をかくので、脱水症状を防ぐためにも入浴の前後にコップ1杯分の水を飲むようにしましょう。

浴槽につかる様子

毎日の食事も重要!血流を改善する食べもの

血のめぐりを良くするには、血液をサラサラの状態にしておくことが理想的。しかし、血液中の糖質や脂質が増えると血はドロドロの状態となり、スムーズに流れづらくなってしまいます。

レモン

食材の中には血液をサラサラにする成分を含んでいるものがあります。例えば「クエン酸」を含むお酢や梅干し、柑橘類などです。これらの食材は血流を改善してくれるだけでなく、疲労回復にも有効です。

そのほか、「EPA」を豊富に含むイワシやサンマなどの青魚類や、コレステロールの酸化を防ぐ「ポリフェノール」が豊富なココアや緑茶、コレステロールの吸収を抑制してくれる「アルギン酸」が豊富な昆布やワカメを、食事に意識して取り入れるようにしましょう。

ココア

また、血液をサラサラにしてくれる食べものと合わせ、身体を温める食べものも一緒に摂りましょう。身体が温まると血管が広がり、血流が促進されます。食材として、唐辛子やシナモンなどのスパイス類、タンパク質が豊富な肉や魚などがあります。

「身体の冷え」を引き起こす血行不良は、軽い運動を取り入れたり、食事を見直したりすることで改善できます。
症状によっては漢方薬などの服用によっても改善できることもあるので、かかりつけの医師に相談してください。

<こちらの記事もおすすめ>
・【医師監修】抗がん剤治療中におきやすい、むくみの原因と対処法

・“就寝用帽子”でひとつ上の眠りを

人気記事ランキング

特集