抗がん剤の副作用で、髪の毛だけではなく、眉毛も抜けることがあるのをご存知でしょうか。以前Masselでは「眉毛・まつ毛が抜けたらどうする?便利なアイメイクグッズ」を特集し大きな反響をいただきました。
今回はテクニック不要、カンタンに美しい眉が叶う商品「貼るつけ眉毛」をご紹介したいと思います。
ご存じですか?眉毛の「理想の位置」
眉毛は、顔の印象を左右する大切なパーツで、描き方ひとつでキリッとした印象にも、やさしい印象にもなります。脱毛したときに多くの患者さんが悩まれるのが眉の描き方。とくに抗がん剤の副作用による脱毛で毛量が少なくなったとき「顔のどの位置に眉をつくるか」は迷われるところだと思います。
まず、眉毛のゴールデンバランスといわれる基本の位置をおさらいしましょう。
眉の脱毛は頭皮に比べるとゆっくりなので、眉があるうちに写真を撮り、自分の眉の位置を確認しながら練習するのがおすすめです。眉毛の基本の描き方については次の通りです。
<眉毛の描き方>
①アイブロウペンシルで、眉頭・眉山・眉尻に点でしるしをつけます
②アイブロウパウダーで、上の3点をつなげながら太くします
③ペンシルで毛の少ない部分を描き足し、整えます
眉毛がある状態のときは、上手にラインを描くことができても、ほぼ脱毛した状態になると難しい!と感じる方もいらっしゃると思います。
そんなときも、カンタンに眉をつくることができるのが「貼るつけ眉毛」。さっそくその特長をチェックしていきましょう。
つけたまま1週間キープできる タトゥシールタイプ
こちらの商品はとてもシンプル。眉素材がついたシールを眉の位置にあわせて“貼る”だけ。
眉を描くのは苦手、という方に嬉しいですね。
眉の形は3スタイルから選べます。
3スタイルの中ではいちばん細めで、やわらかな表情をつくる「ふんわりヤサシメ」、自然な太さですっきりとした印象に見せる「スッキリナチュラル」、眉山高めでアクティブな印象の「きりっときれいめ」。色は肌になじみやすいナチュラルブラウンです。
使い方はとってもカンタン。はく離を外したら顔にあて、水で濡らしてフィルムをはがすだけ。タトゥシールタイプなのでつけたまま約1週間キープ※できます。
※キープ力は個人差があります。
<キレイに貼るコツ>
STEP1
顔にあてたときイメージしやすいよう、なるべく眉毛の形にあわせてカットしておきます。
STEP2
表面のはく離をはがし、顔にのせます。このとき、先ほどお伝えした「眉毛の黄金バランス」の眉頭の位置を意識するとのせる位置が決めやすいです。裏面にもイラストが描いてあるので、鏡で見ながら位置を調整できます。
※長いと感じたら眉頭の方をカットし調整してください。
STEP3
眉の位置が決まったら、ティッシュなどに水を含ませ上から濡らします。
しっかり定着するように手で10秒程度おさえたら、そっとフィルムをはがします
STEP4
仕上げにアイブロウペンシルで毛を書き足すように整えると、自然です。
<落とし方>
オイル系のクレンジングがおすすめです。オイルをなじませていくと、端が浮いてくるのでつまんではがしてください。
貼る? それとも押す? アイブロウスタンプとの比較
カンタンに眉をつくることができるアイテムとして、以前ご紹介した「アイブロウスタンプ」。こちらは眉毛のカタチをしたスポンジにパウダーをのせ、ポンっと押すタイプ。どちらも「ペンシルで描くのが苦手」という方におすすめです。
何を基準に選べばよいか?を表にしてみました。
スタイル数が豊富なのは貼るつけ眉毛、色展開が多いのはアイブロウスタンプ。持続時間が長いのは貼るつけ眉毛、回数を多めに使えるのはアイブロウスタンプ…各項目を見てみると、好みや使い勝手として何を求めるか?によって違いそうです。
仮に「脱毛していても、立体感のあるリアルな眉」をゴールとするなら、ご自身の現在の毛量で選んでみてはいかがでしょう?
「貼るつけ眉毛」は1本1本がシールに貼られているため本物の眉のような立体感がありますが、地眉が多い状態だと上手に貼れない可能性があります。逆に「アイブロウスタンプ」は眉がほぼない状態で使うとややフラットな印象ですが、地眉がそこそこある上に使えば立体感がうまれます。
「貼る」か「押す」か。
ご自身にフィットする方を選んで、美しい眉を手に入れてください。
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