医療用ウィッグの助成金がもらえるって本当?条件や申請方法、金額まで解説

医療用ウィッグの助成金がもらえるって本当?条件や申請方法、金額まで解説

抗がん剤治療などを受けることにより、脱毛の症状に悩まされる可能性が高いため、治療を行う方の多くは医療用ウィッグの購入を検討します。抗がん剤治療を行っている方にとって医療用ウィッグは不可欠なアイテムのため、費用負担を軽減したいと考えるのは当然のことといえるでしょう。

医療用ウィッグにかかる費用を抑えるには、購入費用を補助してもらえる助成金制度を活用するのがおすすめです。

この記事では、医療用ウィッグの助成金制度を利用するために必要な情報を紹介しますので、ウィッグ購入時の費用に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

医療用ウィッグの助成金を受けられる?

医療用ウィッグの助成金を受けられる

治療費や入院費などは、保険が適用されることで負担が軽減されます。抗がん剤治療などで必要になる医療用ウィッグの購入に関しても、健康保険や医療費控除の対象になるのでしょうか。

ここでは、医療用ウィッグにおける保険制度の現状と、医療用ウィッグに関する助成金制度について解説します。

医療用ウィッグは健康保険や医療費控除の対象外

医療用ウィッグは「医療用」という言葉がついていることから、「健康保険や医療費控除の対象になるのでは」と考える方がいらっしゃるかもしれません。しかし、医療用ウィッグの購入費用は、健康保険や医療費控除の対象外として扱われています(2022年6月現在)。

健康保険や医療費控除といった制度は、医療現場で行われる治療の費用を補助するための制度です。そのため、治療目的でない医療用ウィッグの購入費用は、全額負担で購入しなければなりません。今後の治療費や生活費を考慮した場合、ウィッグの購入費用が経済的負担に感じる方も少なくないでしょう。

公的医療制度について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

医療用ウィッグは保険の適用や医療費控除の対象になる?

医療用ウィッグの助成金を受け取れる自治体がある

近年、がん治療を受けている方の療養生活をサポートするために、助成事業に取り組んでいる自治体も増えています。

助成金制度は、すべての自治体で実施しているわけではありません。また、助成金を受け取るための条件は自治体ごとに細かく設定され、提出書類なども異なります。制度の利用を検討する際は、事前に窓口へ問い合わせて確認しましょう。

助成金制度を実施している自治体や制度の詳細を知りたい方は、以下のページをご覧ください。

医療用ウィッグの助成金制度を導入している都道府県市区町村一覧

東京都で初めて施行! 港区 外見ケア助成金インタビュー

医療用ウィッグの助成金をもらうためのポイント

医療用ウィッグの助成金をもらうためのポイント

医療用ウィッグの助成金をもらうためには、自治体の助成金制度について理解を深めることが重要なため、ここでは助成金制度を理解するうえでのポイントを紹介します。

なお、助成金を申請する際には、医療用ウィッグの購入を証明する書類が必要です。自治体への確認が終わったら、最寄りのレディススヴェンソンサロンにご相談ください。

医療用ウィッグの助成金を申請する条件

助成金制度の利用条件は自治体によって異なりますが、以下は多くの自治体で共通している条件の一部です。

  • 助成金制度がある自治体に住んでいる
  • 抗がん剤治療を受けている、または受けていた
  • 抗がん剤の副作用により脱毛し、就労や社会参加などにウィッグが必要
  • 過去に同様の助成金を受けていない など

多くの自治体では、助成の対象となる条件を複数設けており、そのすべてを満たしていなければ助成されないケースが多いようです。

助成金の対象となるものと上限金額

多くの自治体が助成金の対象としているのは、医療用ウィッグ、毛付き帽子、ウィッグ装着用ネットの3つが一般的です。医療用でないウィッグの場合は、助成対象に含まれないケースもあることに注意しましょう。

助成金額も自治体によって異なりますが、多くのケースでは税込み購入額の半額~9割に設定されています。

ただし、助成金額には上限が設けられている場合も多く、その金額は2~3万円が一般的です。助成金額として、購入額の半額~9割と上限額の両方が設定されている場合は、いずれか低いほうが適用されます。

【医療用ウィッグ】助成金の申請方法

助成金を申請するためには、自治体の福祉センターや役所の健康政策課などで手続きを行う必要があります。

その際に必要なものは、自治体が定める助成金の交付申請書や医療用ウィッグの領収書、脱毛の副作用がある治療を受けていることが証明できる書類などです。その他に、本人確認書類や、振込口座通帳の写しなども用意しておきましょう。

必要書類の提出後、審査に通過すると「支給決定通知書」が送付され、助成金が支払われます。

ここで紹介した一連の流れは一般的な例です。詳しい流れや添付書類については、保健福祉センターなどに確認しましょう。

医療用ウィッグの助成金をもらうときの注意点3

医療用ウィッグの助成金をもらうときの注意点3つ

医療用ウィッグの助成金制度を利用する際には、事前に注意点も押さえておくことが重要です。ここでは、助成金をもらう際の注意点を3つ解説します。

付属品やケア用品は原則対象外になる

医療用ウィッグを使用する際には、ウィッグスタンドなどの付属品やシャンプー・リンス・ブラシといったケア用品など、あらゆるものを用意する場合があります。

しかし、助成金制度の多くは付属品やケア用品に対する助成を行っていません。また、購入する際にかかった交通費や送料も対象外なので注意が必要です。

レディススヴェンソンでは、店舗でもインターネットでもウィッグをご購入いただけます。店舗で購入する場合は、商品説明を行いながらその場でのお渡しが可能です。

店舗が近所にないという方は、インターネットで交通費をかけずにご購入いただけます。※送料は別途必要です。

申し込み期限が決められている

助成金の申請には期限が設けられている場合があり、自治体によって設定はさまざまです。期限の例として、以下のような内容が挙げられます。

  • ウィッグの購入日から1年以内
  • 購入日が属する年度末まで など

購入日の年度によって期限が変わる場合、1月~3月31日までに購入した際の期限は、その年の3月31日です。4月~12月31日までに購入した際の申請期限は、翌年の3月31日までとなります。

購入時期によっては申請できる期間が短いため、手続きが可能なスケジュールを考慮して購入することが重要です。治療によって期限内の申請が難しい場合は、事前に担当機関へ相談しましょう。

助成金の対象となる医療用ウィッグの種類を確認する

医療用ウィッグには、全頭用の「フルウィッグ」と、部分脱毛用の「部分ウィッグ」があります。脱毛状態を考慮し、部分ウィッグの購入を検討する方もいるでしょう。しかし、自治体によってはフルウィッグのみが助成の対象となるケースもあるため、事前に確認してから購入する必要があります。

また、医療用ウィッグでないものは認められなかったり、医療用であれば部分ウィッグであっても認められたりと、対象となる条件はさまざまです。部分ウィッグの購入を検討している方は、対象に含まれるかどうかを事前に確認してください。

助成金と併せてがん保険の保障内容も確認しておきましょう

助成金と併せてがん保険の保障内容も確認しておきましょう

前述したように、健康保険や医療費控除は医療用ウィッグに適用されません。

しかし、民間の医療保険では、がんの治療が原因で脱毛の症状が出た場合、給付金を受け取れるケースがあります。給付金を受け取るには、がん治療によって脱毛が生じたことを証明するために、医師の診断が必要になる可能性があることに注意が必要です。

医療用ウィッグはほぼ毎日使用するため、消耗具合によって買い替えが必要になることもあるでしょう。また、状況によっては使用する期間が長引く可能性も考えられます。

加入している医療保険によって保障対象は異なるため、加入している保険の保障内容を確認し、制度を有効に活用できるように準備しておきましょう。

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは助成金の対象

レディススヴェンソンの医療用ウィッグは助成金の対象

医療用ウィッグを購入する際には、万単位の費用を要するケースが一般的です。しかし、助成金制度には限度額や利用回数が設けられているため、費用の軽減を考慮しつつ、長く使用できる高品質なウィッグを購入する必要があります。

レディススヴェンソンが取り扱う医療用ウィッグは、高品質の毛材と植毛技術で、長期間にわたり安心して利用していただけます。また、ご希望に合わせて「月額定額プラン」と「購入プラン」の2つの料金体系から、お選びいただくことが可能です。費用に不安を抱いている方は、お気軽にご相談ください。

なお、月額定額プランには、頭皮ケアサービスやケア用品割引などが付帯サービスとして含まれています。総合的に考えると、助成金制度以上の金額に相当するサービスを受けることが可能です。

ウィッグをレンタルするか購入するかで迷っている方は、以下のページをご覧ください。

医療用ウィッグのレンタルと購入の違い|お得なのはどちら?

助成金を活用して医療用ウィッグを購入しましょう

医療用ウィッグの購入において、健康保険や高額医療費といった制度は適用外になるため、助成金制度を有効活用して費用負担を軽減することが重要です。自治体ごとに申請する際の条件や対象となるもの、申請期限などが異なることを考慮し、事前に条件などを確認してから手続きしましょう。

医療用ウィッグの購入を検討されている方は、ぜひ最寄りのレディススヴェンソンサロンにてご相談ください。

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