医療用ウィッグを着けて、旅行や遠くまでお出かけする予定はありませんか?
お出かけ先でも楽しく過ごすためには、十分に準備しておくことが大切です。事前にウィッグを傷めないための備えや、宿泊先での不安を解消して、安心して過ごせるようにしましょう。
ここでは、医療用ウィッグを着用してお出かけする際の紫外線対策や注意点を紹介します。
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要注意!ウィッグは紫外線によるダメージを受ける
紫外線は肌だけでなく、ウィッグにも影響をおよぼします。夏ほど紫外線は強くはないものの、秋冬も紫外線に注意が必要です。
紫外線を浴びると、ウィッグにどのようなトラブルが起こる可能性があるか、また予防方法について知っておきましょう。
紫外線で引き起こされるウィッグのトラブル
この夏に医療用ウィッグを着用されていた方は、夏に受けた紫外線のダメージをそのままにしていないでしょうか。特に、素材が人毛の場合は日焼けの影響で退色したり、自然な艶が無くなってきます。ダメージを受けた人毛は水分が抜け、切れ毛や広がり、パサつきなどが目立つようになり、退色が進んでしまうこともあります。
ウィッグが一度ダメージを受けてしまうと、簡単には修復できません。そのため傷みを適切にケアし、秋冬もウィッグの紫外線対策を続けることが重要です。
ダメージが気になるときはトリートメントでウィッグをケア
医療用ウィッグが紫外線のダメージを受けたと感じたら、トリートメントでウィッグをケアすることが大切です。ケアせず放置してしまうと、ウィッグの劣化が加速してしまうため、できるだけ早めに対処すると良いでしょう。
お手入れの際に使うトリートメントは、ウィッグ専用のものを使用します。洗い流さないタイプであれば、旅行中やお出かけ先でも使いやすいためおすすめです。
ウィッグの紫外線対策
紫外線は医療用ウィッグの大敵です。さらに、がん治療中は肌が刺激に弱くなり、紫外線の影響を受けやすくなるので、髪も肌も日差しから守ることが大切です。
たとえば、お出かけの際は、帽子や日傘を用意することをおすすめします。長さがあるウィッグの場合は、髪の毛をまとめて帽子のなかに入れるほか、ツバの広い帽子を選ぶと良いでしょう。
ただし、帽子のサイズが大きすぎると、帽子が風に飛ばされたり、動いている際に取れてしまったりする可能性があります。こうなると、ウィッグも一緒に取れることや周囲にウィッグだとバレることなど、別の心配事が増えてしまいます。
帽子を用意する際は、自分の頭のサイズに合った帽子や、サイズ調節機能のついた帽子を選び、安心してお出かけを楽しみましょう。
秋冬の紫外線対策におすすめ!普段使いもできる帽子
ここでは、レディススヴェンソンの帽子を紹介します。いずれも、医療用ウィッグ専門店ならではの工夫が詰まっている帽子ですので、ぜひ参考にしてみてください。
日焼け対策におすすめ「エニィデイハット」
エニィデイハット
カラー:3色 販売価格:3,300円(税込)
ツバが広がったシルエットで、紫外線を360度しっかりカバーする「エニィデイハット」。適度にハリのある素材なので、折り返してアレンジするなど、気分によって帽子のデザインを変えられるのも人気のポイントです。
普段はツバを上げてアクティブな印象に、日差しが強いと感じたらツバを広げてしっかりとカバーするなど、シチュエーションに応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。
通気性が良く、肌あたりも良い素材であるのも、安心できるポイントです。
すっきりしたシルエット「エアボーダー」
エアボーダー
カラー:7色 販売価格:2,200円(税込)
シンプルなシルエットながら、頭の形をわかりにくくしてくれる「エアボーダー」。通常の帽子と比べて25%軽量化し、普段使いにおける快適性をアップさせました。
薄手の素材であるため、1枚での着用はもちろん、2枚重ねのおしゃれを楽しむのもおすすめです。お好きなカラーを組み合わせておしゃれができるのも、エアボーダーならではの楽しみ方といえるでしょう。
紫外線以外にも気をつけたい!ウィッグでお出かけする際の注意点
医療用ウィッグを着用して遠出する際は、紫外線意外にも注意したいポイントがいくつかあります。ここでは、ウィッグでお出かけする際の注意点を4つ解説します。
就寝時はウィッグを外す
自宅を離れての宿泊となると、いつでも気兼ねなく出かけられるように、就寝中も医療用ウィッグを着けたままにしたいという方もいるかもしれません。また、一緒に行くお友達などに、ウィッグを使っていることを知られたくない場合もあるでしょう。
しかし、摩擦による頭皮への刺激を防ぐために、就寝時はウィッグを外すのがおすすめです。ウィッグなしでは不安という方は、就寝用の帽子などを用意しておくと良いでしょう。
ケアアイテムを忘れずに
旅行では、医療用ウィッグのケアアイテムを持参することも忘れないようにしましょう。基本的なお手入れに必要なブラシなどはもちろん、汗や臭い対策などのケアアイテムもあると安心です。
たとえば、入浴その他で頭皮にかいた汗をふき取るには、リフレッシュシートがあると便利です。また、汗をかいてしまった場合に備えて、予備のインナーキャップがあると良いでしょう。
温泉や大浴場での使用は慎重に
医療用ウィッグを着用したまま温泉や大浴場に入るのは、あまり推奨できません。濡れて傷んでしまうだけでなく、濡れなかったとしても、熱によるダメージを受けてしまう可能性があるためです。
どうしても医療用ウィッグを着けた状態で温泉や大浴場に入りたい場合は、タオルを巻くなどしてなるべく濡らさないように気をつけましょう。もし濡れてしまった場合は、ドライヤーの使用は避け、乾いたタオルなどで拭き、自然乾燥させましょう。
また、温泉の成分によっては、ウィッグに大きなダメージを与える可能性があります。十分に注意しながら、お風呂を楽しんでください。
飛行機に乗るなら事前申告を
ウィッグに金属製の部品がついている場合や、地毛をまとめるためのヘアピンを使っている場合は、空港の保安検査で金属探知機が反応するおそれがあります。
心配な方は、事前に係員に医療用ウィッグであることを申告しておくと良いでしょう。多くの場合、頭部に対する検査やウィッグを外しての検査などはせず、配慮してもらえます。
ただし、海外旅行の際は、国によって対応が分かれる可能性もあるため注意してください。
秋冬のお出かけも紫外線に注意して楽しもう!
紫外線は1年を通して降り注いでいるため、何も対処していないと継続的にウィッグにダメージを与えてしまいます。秋冬の季節は、夏に受けた紫外線ダメージをケアするとともに、引き続き降り注ぐ紫外線にも注意しましょう。トリートメントでお手入れしたり、帽子でおしゃれに紫外線対策をしたりするのもおすすめです。
医療用ウィッグ専門店のレディススヴェンソンでは、ウィッグを利用中の方に「こんな帽子が欲しかった!」と思っていただけるような商品をそろえています。お出かけの際はもちろん、普段使いでも便利な帽子などがありますので、ぜひ一度通販サイトをご覧ください。