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ウィッグに市販のシャンプーはNG?洗い方とお手入れのコツ

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ウィッグを愛用している方の中には「自分の髪の毛と同じように市販のシャンプーで洗っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?ウィッグは合成繊維などでつくられた人工毛を使用したものが多く、人毛に合わせた成分が配合された市販のシャンプーでは、毛材を傷めてしまう場合があります。今回はウィッグにおすすめの専用シャンプーと、洗い方のコツをご紹介します。

 

ウィッグはどのくらいの頻度で洗えばいい?

ウィッグの素材に関わらず、毎日使用している場合は10日に1回くらいの頻度で洗うことをおすすめします。夏場など汗をかきやすい時期は臭いが気になり毎日洗いたくなりますが、洗い方によっては劣化が進んでしまうこともあるため、必要以上に洗うのはよくありません。

ウィッグ

臭いが気になるときは、ウィッグ用の消臭スプレーを使うなどの工夫を。また、脱毛時には皮脂や汗の感じ方に敏感になるので、ウィッグの下にインナーキャップを着けて頭皮もウィッグも清潔に保ちましょう。

 

長持ちさせたいなら、ウィッグ専用シャンプーを!

ウィッグには専用のシャンプーやトリートメントを使用するのがおすすめです。
自分の髪の毛と同じシャンプーは、人毛に合わせて栄養分などが配合されているため、ウィッグに使用すると余計に汚れが溜まったり、毛材の傷みに繋がってしまう可能性も。
おすすめのウィッグ専用シャンプーとコンディショナー、それぞれご紹介します!

皮脂や汚れをしっかりと落とし、サラサラの仕上がりに
きめ細やかな泡立ちを叶えるカオチン化球状ポリマー配合。傷みを防ぎながら、皮脂や汚れをすっきりオフ。ローズマリー葉やカミツレ花など11種の植物性エキスと加水分解シルクが、毛髪に潤いを与えます。軽めのスタイルや、カールのきいたウィッグにおすすめです。

フラウシャンプーS

フラウシャンプーS 200ml 1,350円(税込)
※ロング用もあり。

シャンプーとセットで使うと、よりツヤ髪に
髪に潤いを与える13種類の植物性エキスと植物性オイルを配合。乾燥した毛先に潤いを与え、しっかりと毛をコーティングします。摩耗や静電気を防ぎ、ウィッグの傷みを軽減します。

フラウモイストリッチコンディショナー

フラウモイストリッチコンディショナー 200ml 1,350円(税込)

 

素材によって気をつけたい、ウィッグの洗い方

ウィッグは人工毛や人毛など、素材によって洗い方や乾かし方など、気をつけることが異なります。美しい状態でウィッグを保つには、それぞれに合ったお手入れをすることがポイント!ぜひチェックしてみてくださいね。

<人工毛・ミックス毛ウィッグ のお手入れ>
シャンプーの前にウィッグが絡んでいないか確認し、やさしくブラッシングしましょう。
ブラッシングでほこりや絡みを取り除いておくと、汚れが落ちやすくなります。

整った毛先

①洗面台または洗面器に水を張り、専用シャンプーを溶かす
フロント部分を持ってシャンプー水にウィッグを浸します。

②目の粗いブラシでとかし洗い
根元から毛先へ、一方向に少しずつやさしくとかしながら洗ってください。

③ウィッグを裏返して、内側のネット部分を洗う
ファンデーションなどの汚れを指の腹で押すように洗います。毛が絡まるおそれがあるので「もみ洗い」はしないよう注意!

④容器の水を数回入れ替えて、溜めすすぎ
水道水で流しながら洗うと、絡む原因になるので水を溜めてすすいでください。

⑤コンディショナーを溶かした水にウィッグを浸す
しっかりとすすいでから、最後に水を変えて、1回溜めすすぎをします。

⑥乾かす
タオルでウィッグ全体を包みこむように水気をしっかり取ります。こすったり、ねじったりすることは、型くずれや素材を傷める原因になるので避けましょう。ウィッグを濡れている状態でスタンドにのせ、ブラシで軽くスタイルを整え仕上げます。

<人毛ウィッグ>
洗面台や洗面器ではなく、ウィッグスタンドに置き、その上からシャンプー水(またはコンディショナー水)をかけ、すすぎましょう。

ウィッグのお手入れをすることは着けて心地よく、見た目も美しいだけでなく、長く使用できることにつながります。ご自身がお持ちのウィッグの素材を確かめながら、専用シャンプーやトリートメントと合わせて、ぜひ正しいお手入れをしてあげてくださいね。

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