イルミネーションやイベントなど、街全体がにぎやかなムードに包まれる季節。誰かとお茶や食事をする機会も、増えるのではないでしょうか。今回は「自分で」簡単にできる、ウィッグのアレンジをご紹介。スタンドに置いてセットするので、ラクに形を整えることができます。治療中も「いつもの自分」で過ごせるよう、外見をサポートしてくれるウィッグですが、ちょっと華やかなヘアスタイルで特別な時間を過ごしてみませんか?
ロングヘア こなれハーフアップ
顔まわりをすっきり見せるハーフアップスタイル。「こなれた印象」をつくるには、くずし方がポイントです!
動画はコチラ!
<用意するもの>
スタンド・マネキン…ウィッグが動かないように、ピンで固定できるタイプがオススメ。
ピン…固定用に。まち針などでも可。
ブラシ…アレンジをする前にウィッグをかるくとかしておきましょう。
ヘアゴム…ゴムは見せたくないので、細めのもの。
ヘアアクセサリー…バレッタ、ヘアカフス、コームなどお好きなもの。
<アレンジ方法>
1)スタンドにウィッグを置きます。
2)ウィッグが動かないよう、左右のこめかみとえりあし部分に固定用のピンを刺します。ネットを傷つけないよう、2重になっている場所に刺しましょう。
3)耳より上の位置の毛をざっくりまとめ、ゴムで結びます。
4)結び目を下にずらして結び目の真ん中を割り、すきまを作って毛束を通します。
5)通した髪を左右に引っ張り、結び目を整えます。髪をつまんで引き出し、飾りをつけたら完成です!
<Point>
髪を細かく、ルーズにほぐすことで、こなれた印象に仕上がります!
ミディアムヘア ヘアバンドアレンジ
ゆるく作ったお団子にヘアバンドでメリハリのきいたスタイル。ヘアバンドの色柄でかなり印象が変わります!
動画はコチラ!
<用意するもの>
スタンド・マネキン…ウィッグが動かないように、ピンで固定できるタイプがオススメ。
ピン…固定用に。まち針などでも可。
ブラシ…アレンジをする前にウィッグをかるくとかしておきましょう。
ヘアゴム…太め、細め、どちらでも。
ヘアバンド…ウィッグの毛材を傷ませないよう、シルクやオーガニック素材のつるりとしたものがオススメ。締め付けがきつくないもの。
1)スタンドにウィッグを置きます。
2)ウィッグが動かないよう、左右のこめかみとえりあし部分に固定用のピンを刺します。ネットを傷つけないよう、2重になっている場所に刺しましょう。
3)耳周りの後れ毛を少し多めに残しながら、後ろで一つにまとめて低い位置でおだんごをつくります。
<Point>
低めの位置がオススメ!
4)結び目を軽く押さえながら、髪をつまんで少し引き出します。
5)ウィッグを着けた後、ヘアバンドをつけます。
<Point>
前髪の生え際で押さえながら後ろへまわすと崩れません。
6)全体を整えて、完成です!
アリ?ナシ?アレンジの注意点
まるで自分の髪のようにアレンジできるウィッグですが、せっかくのアレンジなので、時間が経っても美しくキープしたいですよね。ヘアピンやスタイリング材を使いたくなるところですが、ウィッグの毛材やネットは非常にデリケート。
そこでウィッグのプロに、相性のいいヘアアクセやスタイリング材について聞いてみました!
ヘアバンド・ターバン
摩擦で毛材が痛まないように、オーガニックコットンやダブルガーゼ素材を選びましょう。また、ウィッグの上につけるので、締め付けの強さも要注意。伸縮性がよいもの、または自分で結ぶタイプのもので、締め付けを調整できるものなら、なおGOOD!
×ナイロン、チュール
摩擦で毛材が痛みやすい、静電気が発生する可能性がある
ピン・バレッタ・コーム
アレンジによく使うヘアピンは、深く刺しすぎるとネットに穴を空けてしまうので慎重に。バンスやコンコルドなど、クリップタイプがオススメです。
× バレッタ、スリーピン(パッチン留め)
毛材が金属に挟まって抜けやすい、強く挟むため跡がつきやすい
スプレー(キープ剤)
「せっかくのヘアアレンジを崩したくないですよね。でも、うっかりヘアスプレーを使ってしまうと、ものによっては樹脂がとれにくく、毛材が痛んでしまうことも。
△ キープ系スプレー… ハードタイプは落ちにくいのでNG。どうしても使いたい場合はウィッグ専用のスタイリングスプレーか、ふんわりキープできるケープがオススメ
○ ツヤ出しスプレー…ウィッグ専用のものが安心
○ 香り系スプレー…市販品を使用してもOK。消臭ならウィッグ専用のにおいケアスプレーが安心
× ラメ系スプレー…毛材についたラメが落ちにくく、白く変色することも
ワックス
キープやくせ付けなど様々なタイプがありますが、毛材を傷めずに落とせる自然由来のものを選びましょう。キープ力ならまとめ髪用のスティック型や、くせ付けならベタつきが少ないものを選びましょう。
ヘアアイロン(カール)
毛材は熱に弱いものもあり、使用前に買ったお店やメーカーに確認しましょう。アイロンNGのウィッグにクセ付けをしたい場合は、使用する前夜に少し濡らしてカーラーを巻き、一晩置いて乾かしましょう。カーラーを外すときは、絡まないよう慎重に。
いかがでしたか?
自分でできて「いつもより少し華やかな印象」になれるヘアアレンジのご紹介でした。毎日のヘアスタイルにちょっぴり華やかさをプラスして、気分を変えませんか?
ぜひ、トライしてみてくださいね。
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※2024年10月 更新