抗がん剤治療などの影響で、自身や家族の食事を用意するのが大変だったり、栄養面が心配になったり…がん患者さんの食事についてのお悩みはつきません。がん患者さんとそのご家族のためにレシピを開発しているオイシックス・ラ・大地が季節に合わせた食事のくふうとレシピをお届けします。
がん治療中も、そしてその後の人生も、みなさまの食卓に笑顔があふれますように。
季節の野菜「ほうれん草」
ほうれん草はレバーに匹敵するほどの鉄を含んでおり、また、その鉄の吸収を助けるビタミンCや造血を促すビタミンB群も含んでいます。( 日本食品標準成分表2020年版八訂)
●冬のほうれん草は栄養が豊富
食品成分表(正式には『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』といいます)をご存知ですか?食品成分表とは文部科学省の科学技術・学術審議会資源調査分科会というところが調査して公表している食品の成分に関するデータです。可食部(根などを除いた食べられる部分のこと)100g当たりに含まれるたんぱく質や脂質、炭水化物などの栄養成分やエネルギー等の数値が掲載されています。
(日本食品標準成分表2020年版八訂)
“同じほうれん草を100g食べたとしても、その食べる時期によってビタミンC摂取量が変化すること を考慮しているわけです。野菜や果物は出回り期が長く1年中手に入れることができますが、やはり 旬を考慮した季節感のある献立を心がけるようにしましょう。”
引用:厚生労働省e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-021.html
ほうれん草を上手に使う一工夫
●熱湯で一気にゆでて水にさらす
新鮮なうちにたっぷりの湯に塩を加え、強火で一気にゆでましょう。
独特のえぐみやアクがあるので、下ゆでして水にさらすことで食べやすくなります。
●栄養とうま味が濃い根本も活用
根の先端をカットしたら十字に切り込みを入れてからゆでると、短時間で ゆであがります。また、土をきれいに洗う事もできます。
ほうれん草を使ったおすすめレシピ
ほうれん草とカシューナッツのポタージュ
■材料(作りやすい分量)
ほうれん草 200g
玉ねぎ 1/4個
カシューナッツ(炒め用) 30g
カシューナッツ(盛り付け用) 適量
水 100cc
コンソメ 1.5g
牛乳 80cc
塩 小さじ1/2
バター(オリーブオイルでも) 小さじ1
■作り方
① 玉ねぎは薄切りに、ほうれん草は塩を入れた鍋で柔らかめにゆで水気を切って刻む。
② フライパンにバター(またはオリーブオイル)を入れ玉ねぎを炒める。
玉ねぎが柔らかくなったらカシューナッツを加え炒める。
③ 水、コンソメを加え一煮立ちさせて①のほうれん草を加え煮る。
④ ③をミキサーにかけ滑らかになったら鍋に入れる。牛乳を加え塩で味を整える。
器に盛り付け、カシューナッツを飾る。
食材と調味料とレシピのセットが自宅まで届く
Oisixでは、がん患者さんとそのご家族のためにレシピを開発し、下ごしらえ済みの食材と調味料がセットになったミールキット「ヘルスケア Kit Oisix」を提供しています。ヘルスケア Kit Oisixは主菜と、副菜2品が簡単に作れるセットになっています。
今回ご紹介したような季節の食材も取り入れながら毎週違ったメニューをご提案しています。
ヘルスケア Kit Oisixの詳細はこちら
http://www.oisix.com/sc/hc_booklet2305
文責 オイシックス・ラ・大地株式会社 管理栄養士
Oisixは
「子どもに安心して食べさせられる食材」をコンセプトに、有機・特別栽培農産物、添加物を極力使わない加工食品や、
プレミアム時短をコンセプトとしたミールキット「Kit Oisix」などを、インターネットや実店舗にて提供しています。