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願いが届きますように… 初詣の由来&マナーをおさらい!

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お正月飾り

師走もあっという間に駆け抜け、2020年はもう目前。新年と言えば初詣ですが、毎年参拝しているという方も多いのではないでしょうか?お参りして、絵馬に願いごとを書き、おみくじを引いて、破魔矢を買う…。いつも行なっていることばかりですが、意外と一つひとつの意味や正式なマナーはご存知ですか?今回は初詣の由来から参拝の仕方、縁起物の意味まで、いまさら聞けない初詣にまつわるあれこれをご紹介。本番前に予習して、神様にしっかりお願いを聞いてもらいましょう!

意外と知らない、初詣のはじまり

Q.そもそも「初詣」の由来は?
A.初詣は、かつて一家の家長が新年の無事と平安を氏神様に祈願し、大晦日の夜から夜通しで祈った「年籠り」が由来といわれています。家族を守ろうとする家長の想いが、初詣という行事につながったのかもしれませんね。

お寺

Q.神社とお寺、どちらに行くのが正解?
A.結論としては神社でもお寺でも大丈夫。神社に参拝した場合は神様、お寺に参拝した場合は仏様に、新年のご挨拶をすることになります。昔の人々は「恵方参り」といって、その年の干支による「恵方(縁起のいい方角)」にあたる社寺を選んで参拝していたそうです。ちなみに2020年の恵方は西南西(やや西)なので、基準にしてみてはいかがでしょうか?

初日の出

Q.有名な神社仏閣の方が、ご利益があるの?
A.名の知れた神社仏閣の方が、ご利益があるように思われがちですが、混雑する可能性が大。地元の神様、仏様が地元の人たちの願いを優先して叶えてくれる、という説もあるようですよ。体調と相談して無理なく足を運べ、心地よいと感じる場所を大切にしてください。

雷門

いまさら聞けない、参拝マナー

Q.正しい参拝の仕方やマナーは?
A.神社の鳥居やお寺の山門は、外界と聖域の境界線を表します。立ち入るとき、出るときは一礼しましょう。参道の真ん中は神様の通り道なので、左右どちらかの端を歩くようにします。 また、神社仏閣には「手水舎」という心身を清める場所があります。まず右手で柄杓を持って水を汲み、左手から清めます。逆も同じようにしたら、再び右手に持ち替えて、左の掌で水を受けて口をすすぎます(柄杓に口をつけるのは厳禁です)。最後に両手で柄杓を立てて柄の部分に水を流し、元の場所にふせて置きます。一連の所作がスムーズにできると、周囲から一目置かれるかもしれませんね。

手水舎

Q.神社とお寺で参拝の作法は違うの?
A.神社は一般的に「二拝二拍手一礼」が基本です。

神社での参拝

ただし、神社によっては特殊な作法を行っているところもありますから注意しましょう。

一方、お寺で手を打つのはNGです。

お寺での参拝

これがお寺での正しい作法ですので、違いをしっかり覚えておきましょう。

ご利益にあやかって運気をアップさせる

Q.お賽銭はいくら納めるのが正解?
A.お賽銭は、お願いごとを聞いてもらうために投じるのではなく、日々の感謝を伝えるための供物になります。乱暴に投げ入れず、ていねいに納めましょう。
肝心の金額ですが、「高ければいい」「語呂合わせで金額を決める」は大きな間違いです。祈りの心はお賽銭の金額、まして語呂合わせによって左右されるものではありませんから、真摯な気持ちでお祈りをすることを優先させましょう。

お賽銭を納める女性

Q.おみくじは木に結ぶべき? 持ち帰るべき?
A.昔からおみくじは、「結果が良かったら持ち帰り、悪かったら境内の木の枝に結ぶ」と言われていますが、結論としてはどちらでも構いません。ただし、おみくじは本来、神様からの助言が書かれたものです。読んですぐ結びつけるのではなく、持ち帰って時々読み返せば運気アップにつながるかもしれませんね。おみくじの可愛さで話題の神社もあるので、ぜひチェックしてみましょう。

傘おみくじを結ぶ女性

Q.絵馬の正しい書き方ってあるの?
A.絵馬とは、神社仏閣でお願い事をするときに納める絵入りの木の板です。
絵馬には表と裏があり、書くときは絵の書かれていない面にお願い事を書くようにしましょう。お願い事が風雨で消えてしまうと縁起がよくないので、油性の黒マジックで書くのがおすすめ。
神様、仏様に誰のお願い事かが伝わるよう、名前(個人情報が気になる方はイニシャルやニックネーム)を記入するのを忘れずに!
近頃は、絵馬のデザインが多様化し、ひょうたん型やアニメモチーフなど、ユニークなものも。参拝した際には、絵馬のデザインにも注目してみてください。

栗の絵馬

Q.前の年に買ったお守りや札、どうしたらいい?
A.お守りの効果の目安は一年です。一年経てば悪い気におかされて、本来の効果を発揮できなくなると言われています。初詣のときに古いお守りを返して、新しいお守りを買うようにしましょう。
本来は「お礼参り」といって、お守りを購入した神社やお寺に返すのが筋ですが、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ返納すれば大丈夫です。ご参考までに、〇〇神社、〇〇大社、〇〇神宮は神社、〇〇寺、〇〇寺院ならばお寺のお守りです。

お守り

Q.縁起物にはそれぞれどんな意味があるの?
A.代表的な縁起物のひとつが「破魔矢」です。読んで字のごとく「魔」を打ち「破る」矢のことで、魔除けの意味があるといわれています。運気アップを願う方は、神棚や床の間など自分の頭より高い位置に飾って、悪い運気を打ち破りましょう。

巫女さん

「熊手」は、かき集める農具であることから、運や福をかき集めるという意味が込められています。金運アップを願い、お多福(おたふく)面や千両箱などがつけられている熊手もよく見かけます。

熊手

ほかにも、だるまや杓子(しゃくし)、招き猫などたくさんの縁起物があります。お守りと同様、縁起物の効力は一年です。初詣のときに新しい縁起物を手に入れる予定の方は、前年に買った縁起物を持っていくのを忘れないでくださいね。

いかがでしたでしょうか?
知っているようで曖昧だった初詣のあれこれについて、ダイジェストでお届けしました。明くる年の初詣は、大人の知識を持って神社やお寺を見つめてみてください。きっと、ポジティブな一年のスタートになるはずです。あなたの新しい1年が、佳きものになりますように。

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