がん治療や手術など、もしも本格的な入院が必要になったら、少しでも快適に過ごしたいものですよね。慣れない病院での入院生活を、少しでも前向きに、快適に過ごすためのアイテムをご紹介します。
まず、病院の「持ちものリスト」をチェック!
一般的に入院が必要になったときは、病院から「持ちもの」リストが渡されます。リストにはタオルやパジャマなどの衣類、洗面用具、食器類、スリッパなど必要最低限のものが記載されています。細かい内容は病院によって異なるため、渡された持ちものリストをしっかり確認して準備をしましょう。
このとき、入院生活に適したものを選ぶこともポイントです。たとえば食器類。箸やスプーン、コップなどは使い捨ても用意しておくと、体力が落ちているときに洗ったりする手間が省けて便利です。またパジャマや下着は肌ざわりが良くゆったりとしていて、着替えがしやすいタイプがおすすめです。乳がんの治療・手術の場合は、とくに上半身の診察がしやすい前開きのものが便利です。
入院するときは、生活に必要なものだけでなく手続き関連で必要になる書類も忘れずに準備しましょう。具体的には健康保険証や印鑑、診察券のほか、医療費の補助が受けられる証書、保険会社の書類などがあります。勤務先や役所で申請・用意するものもあるので、なるべく早めに揃えておくと安心ですね。
入院生活にあったら便利なもの4選
病院から渡される持ちものリストには最低限必要のものが記載されていますが、それだけではちょっと不便に感じてしまうかもしれません。そこで次に、入院生活にあると便利なアイテムを4つご紹介します。
●延長コード
病室にコンセントはありますが、枕元から離れていたり数が足りなかったりする場合もあります。そんなときは延長コードが活躍!とくに入院中は退屈な時間も多いので、スマホやタブレットの充電に重宝しますよ。
●S字フック
病室には小さなテーブルや棚がありますが、いつの間にかどんどん手狭になってしまうため、新たな収納スペースを確保するのがおすすめ。S字フックがあれば袋やカゴを吊り下げてゴミ箱にしたり、ちょっとした小物入れにしたりとアイディア次第で快適な環境が作れます。
●バスルームポーチ
シャンプーや化粧水、歯ブラシ、ティッシュ、タオルなど入浴や洗面のときに必要なものをコンパクトにまとめられる、バスルームポーチも便利です。持ち手が付いているものならば持ち運びが簡単で、S字フックにぶら下げて収納も可能です。また、鏡を入れておけば、来客のときにさっと身だしなみをチェックすることもできます。
●はおりもの
お手洗いや検査、売店に行くときなど、病室の外に出るときに役立つのがはおりものです。ちょっと肌寒いときはもちろん、パジャマのまま外に出ることに抵抗があるときにも活躍します。はおりものは点滴や検査のしやすさを考えて、袖口がゆったりしているものやベスト、ポンチョ、ストールなどがおすすめです。
入院生活を快適に過ごすためのアイテム4選
入院生活を心豊かに乗り切るためには、ちょっとした工夫も必要です。次に、入院生活を快適に過ごすためのアイテムを4つご紹介します。
●ふりかけやジャム
元気になるためには楽しく食事することも大切です。病院で出されるご飯や食パンに、ふりかけやジャムをプラスすれば、よりおいしく食事を摂れるのではないでしょうか。普段より少しいいものやお気にいりを持っていくと、気分が上がるのでおすすめです。
●クッション
病院の枕が合わないことも多いのでクッションがあると便利です。枕の調整だけでなく、少し体制を変えたいときにも。また、小さめのタイプなら手や腕がつらいとき、乗せたりすることもできます。ふわふわだったりなめらかだったりと手触りがいいタイプには、癒し効果も期待できます。カラフルなデザインであれば、色の持つ効果でパワーをもらえたり、気持ちを穏やかにしてくれたりするかもしれません。
●ゲームや本、タブレット端末など
入院中は時間がたっぷりあるので、ゲームや本、タブレットなどの娯楽になるものがあると重宝します。ただし、小さい画面を長時間見続けると目が疲れるため、やりすぎには注意してくださいね。また、相部屋の場合は音が出ると他の人に迷惑なので、イヤフォンも忘れずに準備しましょう。
●自分の心の支えになるもの
入院中は1人の時間も多いので、ときには不安や孤独を感じることもあります。そんなときのために、家族やペット、好きなアーティストの写真、ぬいぐるみ、趣味グッズなど心の支えになるものを持っていくと元気がもらえます。とくに、入院が長くなりそうな方はおすすめです。
いかがでしたか?入院に必要最低限のものは病院から教えてもらえますが、できればより快適に入院生活を送りたいもの。ここでご紹介したアイテムを参考に、ご自身が快適に過ごせる持ち物を考えてみてください。