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ときが経つのは早いもので、気が付けば今年も残すところひと月ばかり。今年のクリスマスシーズンは、手作りのリースやスワッグで玄関や部屋を彩って楽しんでみませんか?
この記事では、キットを使ってプロ並みに作れるリースと、身近にある素材でオリジナルのリースに仕上げるアイデアをご紹介。寒さが増す季節だからこそ、暖かいおうちの中でハンドクラフトを楽しみながら、ハッピーなクリスマスを迎えましょう。
クリスマスリースに込められた願いとは?
おしゃれにクリスマスを演出する、クリスマスリース。玄関や部屋のドアに飾るだけで、一気にムードが高まります。装飾品としてのイメージが強いリースですが、その謂れや歴史は古く、古代ローマ時代までさかのぼります。リースの輪っかは「永遠の愛」「幸福」を表し、リボンやベルは「魔除け」小さなリンゴや松ぼっくりは「収穫」「神への奉納」を意味しているのだそう。そんな物語に思いを寄せながら、大切な人の幸せを祈って、手作りリースを飾ってみてはいかがでしょうか?
キットを使えば、簡単&プロ並みの仕上がりに
材料をそろえる時間、余裕のない方は、初心者でもおしゃれに&簡単に作れるクリスマスリースキットがおすすめです。プロがセレクトした花材を使ってマニュアル通りに仕上げるのもよし、ほんのりアレンジを加えて個性あふれるリースに仕上げてもよし。今回はハイセンスなフラワーショップから2つのキットをセレクトしました。
<色の移ろいに情緒を感じるHitoHanaの生花リース>
まずは、おしゃれでハイセンスな花束やアレンジメント、観葉植物などを取り扱う通販サイト「HitoHana」のオリジナルクリスマスリースキット。ドライ花材の赤×リースベースの緑のコンビネーションが、ナチュラルで少し大人なホリデーシーズンを演出してくれます。花は1週間程度、グリーンは2~3週間ほどで色がゆっくり変化し、ドライクリスマスリースになっていくのだそう。生花ならではの色の移ろいを楽しめるのも魅力。“一度で二度おいしい”クリスマスリースです。
HitoHana 生花クリスマスリース 手作りキット(赤×白)Mサイズ 約25㎝ 5,500円(税込)+送料1,100円
<セット内容>リースの土台/グリーン束(※入荷する花材によって色合いが多少かわります)/カットしてある小枝/飾りパーツ(コットン、実もの、ドライフラワー、スライスフルーツ、シナモン)
https://hitohana.tokyo/christmas-wreath/wreath-14
▼作り方はこちら
https://hitohana.tokyo/christmas-wreath/kit
<Coppe Craft Workshopのリースは、大人好みの花材と色使い>
一点一点丁寧に手作りされた、オリジナルデザインのリースショップ「Coppe Craft Workshop」からは、大人好みのエレガントなリースをご紹介。やさしいライラックカラーのカーネーションに、グラデーションカラーのオールドローズが重なり、雰囲気たっぷりに仕上がっています。花材はすべてプリザーブドフラワー。美しい表情のままに、長期間楽しむことができるリースです。
Coppe Craft Workshopラグジュアリーでフェミニンなプリザーブドフラワーリースキット【マニュアル付】 4,290円(税込)
<セット内容>20cmリースベース/アジサイ/カーネーション/カスミソウ/ローズ/ヘデラリーフ/スターフラワー(ドライフラワー)/アップルピック/ベリーピック/リボン/シサル麻/ワイヤー
https://item.rakuten.co.jp/coppecraft/atelier_kit_b1604w/
身近にある素材で気軽に、世界でたったひとつのリース作り
時間に余裕のある方は、材料を揃えてオリジナルのリースを作ってみましょう。材料を揃えるのは時間もお金もかかりそう?実は、100円ショップや300円ショップのクリスマスコーナーには、手作り用の材料が充実しているんです!森で拾った松ぼっくりやラッピング用のリボンなど、家にあるものを組み合わせることもできます。身近な素材で手作りリースを作ってみましょう!
華やかさと大人っぽさをトッピング。リース作りに挑戦!
ここでは、赤と緑でクリスマス感を演出しつつ、ゴールド系のリボンが華やかなリースの作り方をご紹介します。ゴールドは少しくすんだカラーを選べば上品に仕上がるので、センスの良いリースに仕上げたい方にオススメです。
ポイントは、材料を購入する段階でリースのイメージ(大人っぽい、ナチュラル、可愛いなど)とメインの花材を決めておくこと。今回は土台のリースや飾り、工具も含めて、すべて100円・300円ショップで購入しました。予算2,000円以内で、華やかなクリスマスリースの完成です!
<材料>
・リースベース25㎝
・花材(造花)
・クリスマスボール(大中小)
・リボン
・工具(ハサミ、ニッパー、ラジオペンチ)
・木工用ボンド
・自在ワイヤー(アルミ)
※今回使用したものはシルバーカラー・19番手(1.0mm×18.8m )
・A4サイズの紙
・ペン
<作り方>
1)まずは全体のイメージを決めるために、紙にリースを置き、内側の円をペンでなぞります。
2)1)の紙の上に長め(10cm位)に切った材料を並べてイメージを作っていきます。
3)まずは「メインにする飾り」、次に「2番目にメインとなる飾り」の位置を決めたら、そこを中心に他の飾りを配置していきます。
<Point> ・小さな飾りは後から足していきます。メインの飾りから離れるに従って、放射線状に配置するとバランスが良くなります。
・もみの木の葉などのグリーンは背景に入れます。
4)配置が決まったら、スマートフォンなどで写真を撮っておきます。
5)針金が入っている造花以外の飾り(クリスマスボールや松ぼっくりなど)は、ワイヤーを巻き付けておきます。ワイヤーは柔らかくて巻きやすいアルミ製がおすすめです。
<ワイヤーの取り付け方>
①30㎝位の長さのワイヤーを半分に折り、ヤマの部分で輪を作ります。
②クリスマスボールはヒモの部分を取り、ワイヤーの輪に突起部分にはめます。しっかり巻きつくようにワイヤーを引っ張り、根元部分をねじって留めます。
6)撮影した写真を見ながら、土台のリースに飾りを差していきます。
紙に置いたときと同じように、まずは「メインにする飾り」、次に「2番目にメインとなる飾り」と、大きなものから順番に差し込みます。裏は針金を曲げて、軽く仮留めしておきます。
<Point>
・枝のすき間を利用して少し斜めに差し込むと安定しやすくなります。
・リボンを巻き付けるところは、土台が少し見えるので、枝のきれいなところを持ってきましょう。
7)リボン以外のすべての材料を配置したら、裏の針金を処理して仕上げます。
飛び出ている針金は近いところでまとめ、入れ込みやすい長さ(2cm位)を残して切り、ラジオペンチで先端を枝のすき間に差し込みます。
8)リボンを1m位の長さに切り、チョウ結びにします。リボンの先をくるっとねじり、先端を裏側に差し込みます。端の部分が余ったら切りましょう。
9)全体のバランスを整えたら、仕上げに木工用ボンドで固定します。各パーツの根元やリボンの先端部分も、土台のすき間にボンドを入れ込むようにしながら、しっかり固定しましょう。
<Point>
木工用ボンドは乾くと透明になります。クッションの役割にもなるので、たっぷり多めに使いましょう。
完成!!
ほんのひと手間をプラスすれば、おしゃれなスワッグに変身!
リースの材料が余ったらスワッグも作ってみましょう。ツリーを飾る余裕はないけれどクリスマス感が欲しいとき、手軽に作れてクリスマス感を演出できるスワッグがおすすめです。ヨーロッパではリース同様、魔除けや幸運を呼ぶために飾る習慣があるのだそう。
ベースになる花材はフラワーショップに伝えて、相談しながら選びましょう。
<材料>
・花材
・オーナメント
・リボン
・ゴム(小さな輪ゴム、目立たない茶色など)
・はさみ
<Point>
花材は、吊るしておくだけできれいにドライになっていくものがベストです。もみの木の葉など枝ぶりのものがあると、オーナメントが付けやすいです。
<作り方>
1)花材をゴム(4つ位)でまとめ、整えます。
2)飾りは大きいものから付けます。オーナメントの大きさとヒモの長さ、吊るしたときのバランスを見ながら付けていきましょう。オーナメントを取り付けるときはゴムが便利です。
<Point>
・枝や茎が比較的太くて丈夫な花材に付けましょう。枝分かれしている根元に付けると落ちにくくなります。
・輪ゴムが見えないよう、出来るだけ奥に付けましょう。
3)リボンを1m位の長さに切り、花材の根元を2回ぐらいしっかり結んでからちょう結びにします。
完成!!
クリスマスムードを盛り上げてくれるリースやスワッグ。今回ご紹介したアイデアや作り方を参考に、あなたのセンスをプラスして作ってみてください。きっと今年のクリスマスを特別なものにしてくれることでしょう。