抗がん剤の副作用で、眉毛やまつ毛が脱毛し、顔の印象が変わってしまった…髪の脱毛はよく聞く話ですが、眉毛やまつ毛は想定していない方も多いはず。脱毛には個人差がありますが、いざ困ったときに急いで手段を探さなくてすむよう、お悩みを解消できる便利なグッズを、使い方とともにご紹介します。
なぜ抗がん剤治療で眉毛やまつ毛が抜けるの?
抗がん剤による副作用で、髪の毛だけでなく、眉毛やまつ毛も脱毛することはご存じですか?眉毛やまつ毛がないと顔の印象が変わってしまうのはもちろん、目にホコリや光が入りやすいため、日常生活に支障があることも。
抗がん剤は活発な細胞に影響を及ぼします。それはがん細胞だけでなく、私たちの身体で正常に働いている細胞や組織も含まれます。
毛の生え変わりを活発に行っている毛根は、特に影響が出やすい部分。身体の毛といえば頭髪ですが、眉毛やまつげ、体毛も同じです。そのため、眉毛やまつ毛が脱毛する場合があるのです。
抗がん剤治療による外見の変化は、これから治療する患者さんの精神にも影響を及ぼしかねない大事なこと。前向きに治療するためにも、無理のない範囲でケアしていくことが大切ですが、眉毛やまつ毛が脱毛した場合はどうしたらいいのでしょうか?
今回は、そんなお悩みを解消する便利なグッズをご紹介します。
ポンと押すだけで理想の眉毛が完成!「眉スタンプ」
眉毛が生えているところに描き足していくのは、みなさんも経験があると思います。抗がん剤治療では個人差はありますが、眉毛がほとんど抜けてしまう場合もあります。
もともと眉毛が生えているところに描き足していくのとは違い、何もないところにきれいな形の眉を描くのは案外難しいもの。脱毛後「眉毛をどうやって描いていいのかわからない…」という声もよく耳にします。
そんな方におすすめなのが、理想の眉の形にデザインされた眉スタンプ。使い方は簡単!スポンジにパウダーをつけた後、位置を決めてポンとスタンプを押すだけ。不器用な方でも簡単に、左右対称のアイブロウが完成します。スタンプした眉の上からアイブロウライナーやブラシ、指などで馴染ませれば、さらに自然な仕上がりに!
自然さにこだわった「医療向けつけまつ毛」
まつ毛は目元をパッチリ見せるだけでなく、ホコリが目に入らないようブロックしたり、日除けとしての役割も果たす重要なパーツです。だからこそ、治療中にまつ毛が脱毛したときは、つけまつ毛を活用してみるのも方法の一つ。
ただ、経験がない方にとって、つけまつ毛は少々ハードルが高いアイテムかもしれません。「派手な感じにならないかな?」「上手に着けられるかな?」「いろんな種類のものが販売されているけど、どんなものを選べばいいの?」…そんなときは、初心者でも安心して使える医療向けつけまつ毛を選んでみましょう。
- 不自然な派手さがなく、地まつ毛のように見える自然なボリューム。
- やわらかすぎず硬すぎないから装着しやすい。
- 一日中つけていても違和感がないナチュラルな使用感。
- 一般のものに比べると幅が長く、目幅に合わせカットして使用するタイプだから、どんな目元にも合わせやすい。
地まつ毛をアシスト!眉毛にも使える「まつ毛美容液」
次は治療後に使えるアイテムのご紹介です。
「治療が終わったけれど、まつ毛がまばらにしか生えてこない」「生え戻ってきたまつ毛が短い」など、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
まつ毛も髪の毛と同様、一定期間抜けた状態が続くと毛根が変化し、生え戻ってくる毛に影響する場合があります。まつ毛の成長サイクルは8~9ヶ月とスパンが短いので、髪に比べると元通りになるのが早いと言われますが、きちんとケアすることで、より早く、より健やかなまつ毛を取り戻すことができます。
このまつ毛美容液は、酵母エキスをはじめ、カミツレ花エキスなどの天然由来成分を12種類配合。まつ毛ケア成分を根元にすばやくチャージして、生えているまつ毛はより強く、これから生えてくる部分にはアクティブに働きかけて、発育をアシストします。
朝と夜、1日2回使うとより効果を感じやすいそう。朝は洗顔後に、夜はお風呂上りに清潔なまつげと根元にたっぷりつけて、美しいまつ毛を目指しましょう!
治療中~後の脱毛で気になる目元も、便利なアイグッズを使いこなして目元美人に!メイクに不慣れな方も、顔の印象が変わって戸惑っている方も、お悩みが解消されますように。
※2024年11月 更新
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